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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 リスクポジションを圧縮する動きが強まり、一気に2万6000円を割り込む


 日経225先物は11時30分時点、前日比560円安の2万5760円(-2.12%)前後で推移。寄り付きは2万6300円と、シカゴ日経平均先物(2万6185円)を上回り、小幅な下落から始まった。ナイトセッションで2万6040円と節目の2万6000円近辺まで下げたことによる売り一巡感のほか、グローベックスの米株先物がプラス圏で推移するなか、ショートカバーが入ったと見られる。ただし、寄り付きを高値にシカゴ先物水準でこう着を続けるなか、香港ハンセン指数の下落率が2%を超えるなど、アジア株安がセンチメントを悪化させた。さらに、グローベックスの米株先物も下げに転じたことで、リスクポジションを圧縮する動きが強まり、一気に2万6000円を割り込むと、前引けにかけて2万5720円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は、ランチタイムで2万5680円まで売られている。前引けのTOPIXの下落率は1.72%であり、日銀のETF買い入れによる需給面での下支えは期待できない。日経平均構成銘柄の定期入れ替えに伴う需給イベントを今後控えていることもあり、ポジションを傾ける動きは乏しそうだ。なお、NT倍率は先物中心限月で14.15倍に低下した。一時は14.27倍まで上昇する場面も見られたが、同水準に位置する75日移動平均線に上値を抑えられる形状だった。NTショートのリバランス一巡後は、先安観から改めてNTショートに向かわせているようだ。

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