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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):プレイド、クルーズ、トレイダーズ

クルーズ <日足> 「株探」多機能チャートより
■プレイド <4165>  619円  +100 円 (+19.3%) ストップ高   本日終値
 プレイド<4165>がストップ高。同社はきょう、自社が提供するCX(顧客体験)プラットフォーム「KARTE」のグーグル・クラウド・マーケットプレイスでの提供を開始したと発表しており、これが材料視されたようだ。「KARTE」は、ウェブサイトやアプリを利用する顧客の行動をリアルタイムに解析して一人ひとりを可視化し、個々の顧客にあわせた自由なコミュニケーションをワンストップで実現するCXプラットフォーム。KARTEがグーグル・クラウド・マーケットプレイスで提供されることで、日本国内だけでなく国外のグーグルクラウドのユーザーは、グーグル・クラウド・マーケットプレイス上でKARTEを契約し、迅速かつ容易にKARTEを活用することができるという。

■クルーズ <2138>  1,108円  +150 円 (+15.7%) ストップ高   本日終値
 クルーズ<2138>はストップ高に買われ年初来高値を更新。22日の取引終了後、子会社CROOZ Blockchain Labが参画している「PROJECT XENO(プロジェクトゼノ)」を運営するEPOCH FACTORY(シンガポール)が発行するトークン(GXE)が、10月3日に暗号資産取引所「MEXC Global」に上場決定したと発表しており、これが好感された。プロジェクトゼノは、GameFiとe-Sportsを備えたタクティクスPvP(Player vs Player)ゲームで、NFTキャラクターを保有するプレイヤーはゲームをプレイすることでトークンやNFTを獲得することが可能。MEXC Globalは世界トップクラスの暗号資産取引所で、今回の上場によってGXEの認知度が高まることが期待されるとしている。また、GXEの上場後に初のNFTオークションを開催し、プロボクシング元世界5階級制覇フロイド・メイウェザー・ジュニアとのコラボを行うことも発表した。

■トレイダーズ <8704>  439円  +39 円 (+9.8%)  本日終値
 トレイダーズホールディングス<8704>が大幅続伸し年初来高値を更新。同社は、金融デリバティブ商品に特化したオンライン証券会社を傘下に持ち、FX(外国為替証拠金取引)サービスを主力に提供している。為替市場の活況を追い風に足もと業績は急拡大しており、4~6月期決算は54%増収、営業2.3倍増益を達成。直近、政府・日銀による為替介入でドル・円相場が大きな値動きをみせたこともあり、株式市場では為替変動の活発化による収益拡大期待を背景にFX関連株への関心が高まっている。このなか、きょうは同社株が物色のターゲットとなっているようだ。

■レントラックス <6045>  787円  +47 円 (+6.4%)  本日終値
 レントラックス<6045>が3連騰。22日の取引終了後に発表した8月度の月次売上高で、取扱高が前年同月比57.9%増、売上高が同81.0%増となり、ともに7月の伸び率を上回ったことが好感された。また、「レントラックス(Rentracks)」に登録した広告掲載媒体の運営者数であるパートナーサイト運営者数は4万7033人と前月比467人増加した。

■ANAP <3189>  366円  +7 円 (+2.0%)  本日終値
 ANAP<3189>が高い。前週22日の取引終了後、ライブコマースサービス「PCAN Live」正式版のリリースと初回配信を決定したと発表しており、これが材料視されたようだ。同サービスは、東京通信<7359>の子会社と設立した合弁会社ピーカンが開発したもの。配信日は28日を予定している。

■ヤマトインタ <8127>  262円  +4 円 (+1.6%)  本日終値
 ヤマトインターナショナル<8127>は反発。22日の取引終了後、集計中の22年8月期連結業績について、会計基準の変更に伴い対前年増減率はないものの、営業利益が1億円から1億4000万円へ、純利益が2億8000万円から4億5000万円へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高は194億3000万円から193億9000万円へやや下振れたものの、下期になって行動制限の緩和から外出需要の増加があり、特に5月から7月のプロパー販売期間において計画以上となったことが要因としている。また、業績上振れに伴い、期末配当予想を従来予想の5円から6円に引き上げた。

■前澤給装工業 <6485>  906円  +8 円 (+0.9%)  本日終値
 前澤給装工業<6485>が続伸。22日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感された。上限を25万株(発行済み株数の1.13%)、または2億円としており、取得期間は22年10月3日から23年1月31日まで。資本効率の向上及び株主還元の拡充を図ることが目的としている。

■ニイタカ <4465>  2,268円  -191 円 (-7.8%)  本日終値  東証プライム 下落率6位
 ニイタカ<4465>が反落。同社は22日取引終了後、23年5月期第1四半期(6~8月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比10.6%減の3億5700万円となり、通期計画18億5000万円に対する進捗率が19.3%にとどまったことがネガティブ視されたようだ。洗剤洗浄剤及び固形燃料などの伸長で売上高は同10.4%増の46億5200万円となったが、原材料価格の高騰が利益面に影響した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

■日本電子材料 <6855>  1,368円  -90 円 (-6.2%)  本日終値
 日本電子材料<6855>が大幅安で3日続落。22日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を240億円から214億円(前期比9.3%減)へ、営業利益を36億円から29億円(同41.4%減)へ、純利益を26億円から21億円(同44.8%減)へ下方修正したことが嫌気された。スマートフォンやパソコン向け半導体の需要が弱含んでいる背景もあり、メモリーIC向け製品が軟調に推移していることが要因としている。また、足もとのプローブカード需要の回復が遅れていることも響く。

■オプトエレクトロニクス <6664>  387円  -8 円 (-2.0%)  本日終値
 オプトエレクトロニクス<6664>は3日続落。同社は22日取引終了後、22年11月期第3四半期累計(21年12月~22年8月)の連結決算を発表。営業利益は前年同期比66.5%減の3億7500万円となり、通期計画6億9900万円に対する進捗率が53.6%にとどまっていることが嫌気されたようだ。売上高は同16.7%減の54億5300万円となった。国内で部品逼迫による納期遅延や顧客都合による案件の延期などが継続しているほか、海外においては米国で前年度の特需案件の終了などから売り上げが減少。また、利益面では原材料などの価格高騰で製品の利益率が低下したことなどが影響した。なお、通期業績予想については従来計画を据え置いている。

●ストップ高銘柄
 和弘食品 <2813>  7,660円  +1,000 円 (+15.0%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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