市場ニュース

戻る
 

【材料】ゼネラル・ミルズが決算受け上昇 値上げが売上げに貢献=米国株個別

 加工食品のゼネラル・ミルズ<GIS>が上昇。取引開始前に6-8月期決算(第1四半期)を発表し、1株利益が予想を上回ったほか、既存事業売上高も予想を上回る伸びを示した。通期についても従来の見通しから上方修正している。

 同社は他社同様に原材料や輸送費、人件費などのコスト上昇を補うために値上げを行ってきた。それでも、製パン用小麦粉を含む製品のコストアップは粗利益率にマイナスの影響を及ぼした。

 値上げが売上げに貢献したものの、予算に制約のある消費者の買い控えにより、数量は減少している。同社はブランドのポートフォリオの見直しに着手しており、最近ではヨーグルトを含む欧州事業の一部を売却した。現在は、タイソン・フーズのペット用おやつ事業の買収により、売上高が19%増のペットフードに大きく賭けている。

(6-8月・第1四半期)
・1株利益(調整後):1.11ドル(予想:1.01ドル)
・売上高:47.2億ドル(予想:47.0億ドル)
・既存事業売上高:10%増(予想:8.7%増)
・粗利益率(調整後):34.9%(予想:33.1%)
・出荷量:-5%ポイント(予想:-4%ポイント)

(通期見通し)
・1株利益(調整後):2~5%(従来:0~3%)
・既存事業売上高:6~7%(従来:4~5%)(予想:5.7%)
・営業利益(調整後):0~3%(従来:-2~+1%)

(NY時間10:45)
ゼネラル・ミルズ<GIS> 80.90(+5.49 +7.27%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

株探からのお知らせ

    日経平均