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【材料】マイクロン、アナリストが需要低迷とメモリ価格の急落を指摘 株価は上昇=米国株個別

 アナリストが米半導体のマイクロン・テクノロジー<MU>の投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価も従来の75ドルから56ドルに引き下げた。需要低迷とメモリ価格の急落を理由に挙げている。

 データセンターはメモリチップメーカーにとって明るい需要の1つであるが、主要市場が弱さを見せ始めると、新しいCPUやGPUの展開が遅くなり、DDR5の採用も遅れる可能性があるという。また、中国の長江メモリ社が市場シェアを拡大し、生産能力を増強しているため、同社はNANDで構造的な逆風に直面する可能性があると指摘している。

 消費需要の低迷、高水準の在庫、継続的な供給増加は、今後4-6カ月の間にさらなる下振れリスクを示唆しているという。

 ただ、きょうの半導体株は全体的に買い戻しが先行しており、マイクロン株も上昇している。

(NY時間10:35)
マイクロン<MU> 51.81(+1.01 +1.99%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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