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【材料】日製鋼が大幅続伸、23年3月期業績予想を下方修正もアク抜け感強まる

日製鋼 <日足> 「株探」多機能チャートより
 日本製鋼所<5631>が大幅続伸している。20日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を2660億円から2630億円(前期比23.0%増)へ、営業利益を215億円から190億円(同22.9%増)へ下方修正したが、アク抜け感から買われているようだ。

 下方修正は、子会社の日本製鋼所M&Eが製造する製品の一部で判明した不適切行為に起因するISO認証停止などの影響から、素形材・エンジニアリング事業において一部製品で出荷遅れが生じていることが要因。また、産業機械事業で部品価格や輸送費の高騰への対策として取り組む代価改善の効果が出るまでに、想定よりも時間を要していることも響くとしている。なお、未定としていた純利益を140億円(同0.4%増)、配当予想を中間・期末各29円の年58円(前期57円)にすると発表しており、これも好材料視されているようだ。

出所:MINKABU PRESS

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