【材料】三菱UFJ、第一生命HDなど全体地合い悪に逆行、国内長期金利も先高思惑
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日本では日銀がイールドカーブ・コントロールにより10年債利回りで上限0.25%の超低金利環境が維持されているが、国内企業物価指数の上昇が際立つなか、川下にもインフレ波及が避けられない状況にあり、円安誘導の日銀の超緩和策が変化することへの思惑も次第に高まっている。今週はFOMCの日程に1日遅れて22日に日銀の金融政策決定会合の結果が発表されるが、現状維持が濃厚ではあるものの、会合後の黒田日銀総裁の記者会見では、今後の金融政策に対しこれまでとはトーンが変わる可能性も指摘される。超低金利環境からの脱却はメガバンクや大手生保にとって運用面でプラス材料となるため株価にポジティブに働いている。
出所:MINKABU PRESS