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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):M&Aキャピ、スノーピーク、三菱UFJ

M&Aキャピ <日足> 「株探」多機能チャートより
■M&Aキャピ <6080>  4,095円  +695 円 (+20.4%) 一時ストップ高   本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が続急伸。15日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を162億2000万円から191億6500万円(前期比26.4%増)へ、営業利益を68億1900万円から88億4500万円(同34.6%増)へ、純利益を45億3900万円から61億1000万円(同41.7%増)へ上方修正したことが好感された。第3四半期末時点で大型案件の成約件数が通期予想を上回り好調に推移していることに加えて、第4四半期においても大型案件の更なる積み上げを見込むことが要因としている。

■スノーピーク <7816>  2,213円  +119 円 (+5.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 スノーピーク<7816>が大幅高で4日ぶりに反発。15日に発表した8月度の月次売上高が前年同月比10.1%増となり、7月の同1.9%増から増収率が拡大したことを好感した買いが入った。国内は同10.3%減と振るわなかったものの、海外が軒並み好調だった。

■ローランド <7944>  4,300円  +125 円 (+3.0%)  本日終値
 ローランド<7944>が続伸。同社は15日、イギリス・ロンドンの楽器街であるデンマークストリートに、初の直営店舗「ローランドストア」をオープンしたと発表しており、これが好材料視された。今後は、日本国内をはじめ、世界の主要都市でも、顧客との積極的なコミュニケーションを行う場を提供することを目指すとしている。

■DyDo <2590>  4,780円  +115 円 (+2.5%)  本日終値
 ダイドーグループホールディングス<2590>が高い。15日の取引終了後、アサヒグループホールディングス<2502>傘下のアサヒ飲料と自動販売機事業に関する包括的業務提携契約を締結したと発表しており、これが好感された。今回の提携は、両社が現在直販している自動販売機の運営を一体化することで、オペレーションシナジーを追求するのが狙い。また、商品の相互販売も進めるという。両社は来年1月に共同株式移転による新会社を設立し、それぞれ傘下の計6社を束ねるという。なお、同件による業績への影響は精査中としている。

■ゴールドクレスト <8871>  1,804円  +22 円 (+1.2%)  本日終値
 ゴールドクレスト<8871>は続伸。15日の取引終了後、上限を50万株(発行済み株数の1.48%)、または8億9100万円とする自社株を16日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感された。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るためとしている。

■クリレスHD <3387>  927円  +10 円 (+1.1%)  本日終値
 クリエイト・レストランツ・ホールディングス<3387>は3日続伸。15日の取引終了後、ベーカリー大手であるサンジェルマン(横浜市港北区)の全株式を12月1日付でJT<2914>から取得し子会社化すると発表しており、これが好材料視された。関東を地盤として78店舗を展開するサンジェルマンとその完全子会社で北海道を地盤に68店舗を展開する北海道サンジェルマンをグループに加えることで、新たな収益基盤の確立を図るのが狙い。取得価額は23億6200万円。なお、23年2月期業績への影響は現在精査中としている。

■三菱UFJ <8306>  731.3円  +7.7 円 (+1.1%)  本日終値
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが全体軟調地合いのなか頑強な値動きをみせているほか、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保も底堅い動きにある。前日の米債券市場では10年債利回りが一段と上昇し終値ベースで3.45%台まで上昇した。FRBの金融引き締め加速に対する警戒感から金利は先高期待が強い。米長期金利の上昇局面で米国事業を展開するメガバンクや大手生保株にとって運用環境の改善が期待される。一方、急速に進む円安を背景に日本国内でも日銀が超金融緩和政策を早晩変更することへの思惑も浮上している。10年国債の利回りは前日終値ベースで日銀が変動許容幅の上限とする0.25%に張り付いた状態にあり、銀行や生保セクターの株価に刺激を与えている。

■オープンハウスグループ <3288>  5,350円  +20 円 (+0.4%)  本日終値
 オープンハウスグループ<3288>が続伸。15日の取引終了後、22年9月期の期末配当予想を62円から67円へ増額修正したことが好感された。年間配当は129円となり、前期実績に対しては17円の増配になる予定だ。

■NSD <9759>  2,502円  +3 円 (+0.1%)  本日終値
 NSD<9759>がしっかり。15日の取引終了後、23年3月期の配当予想について、期末一括54円から中間10円・期末54円の年64円にすると発表したことが好感された。前期実績に対しては12円の増配となる予定だ。

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