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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 75日線水準までの調整を経て、後場は下げ渋りを見せる可能性も


 日経225先物は11時30分時点、前日比330円安の2万7350円(-1.19%)前後で推移。寄り付きは2万7370円と、シカゴ日経平均先物(2万7480円)を下回ってのギャップスタートとなった。現物の取引開始直後には2万7420円まで下げ幅を縮める場面も見られたものの、前場半ばにかけて売りが強まり、一時2万7290円まで下げ幅を広げた。売り一巡後は若干ながら下げ渋る動きにより、2万7350円辺りでこう着。

 朝方はグローベックスの米株先物の弱い動きも加わり、買いが入りづらい需給状況のなかで下げ幅を広げた格好である。ただし、75日移動平均線水準まで調整したことによって、後場は下げ渋りを見せてくる可能性がありそうだ。3連休を控えてポジションをニュートラルに戻す動きにより、ショートカバーが入りやすい半面、リバウンド狙いのロングが限定的のなか、戻りの弱さが意識される。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.36倍に下げ、一時14.23倍と9月1日につけた安値14.24倍を下回った。ボトム形成が意識されてリバランスの動きにより、後場はややNTロングに向かわせそうだ。なお、現物のNT倍率は14.21倍まで低下し、直近安値の14.25倍を大きく下回った。相対的に現物の弱さが目立っており、日経平均型の裁定解消(先物買い・現物売り)が断続的に入っていたようである。

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