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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:M&Aキャピ、スノーピーク、三菱UFJ

M&Aキャピ <日足> 「株探」多機能チャートより
■M&Aキャピ <6080>  4,010円  +610 円 (+17.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率トップ
 M&Aキャピタルパートナーズ<6080>が続急伸している。15日の取引終了後、22年9月期の連結業績予想について、売上高を162億2000万円から191億6500万円(前期比26.4%増)へ、営業利益を68億1900万円から88億4500万円(同34.6%増)へ、純利益を45億3900万円から61億1000万円(同41.7%増)へ上方修正したことが好感されている。第3四半期末時点で大型案件の成約件数が通期予想を上回り好調に推移していることに加えて、第4四半期においても大型案件の更なる積み上げを見込むことが要因としている。

■スノーピーク <7816>  2,188円  +94 円 (+4.5%)  11:30現在  東証プライム 上昇率10位
 スノーピーク<7816>が大幅高で4日ぶりに反発している。15日に発表した8月度の月次売上高が前年同月比10.1%増となり、7月の同1.9%増から増収率が拡大したことを好感した買いが入っている。国内は同10.3%減と振るわなかったものの、海外が軒並み好調だった。

■DyDo <2590>  4,775円  +110 円 (+2.4%)  11:30現在
 ダイドーグループホールディングス<2590>が高い。15日の取引終了後、アサヒグループホールディングス<2502>傘下のアサヒ飲料と自動販売機事業に関する包括的業務提携契約を締結したと発表しており、これが好感されている。今回の提携は、両社が現在直販している自動販売機の運営を一体化することで、オペレーションシナジーを追求するのが狙い。また、商品の相互販売も進めるという。両社は来年1月に共同株式移転による新会社を設立し、それぞれ傘下の計6社を束ねるという。なお、同件による業績への影響は精査中としている。

■ゴールドクレスト <8871>  1,812円  +30 円 (+1.7%)  11:30現在
 ゴールドクレスト<8871>は続伸。15日の取引終了後、上限を50万株(発行済み株数の1.48%)、または8億9100万円とする自社株を16日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表しており、これが好感されている。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るためとしている。

■オープンハウスグループ <3288>  5,390円  +60 円 (+1.1%)  11:30現在
 オープンハウスグループ<3288>が続伸している。15日の取引終了後、22年9月期の期末配当予想を62円から67円へ増額修正したことが好感されている。年間配当は129円となり、前期実績に対しては17円の増配になる予定だ。

■三菱UFJ <8306>  726.5円  +2.9 円 (+0.4%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、三井住友フィナンシャルグループ<8316>などメガバンクが全体軟調地合いのなか頑強な値動きをみせているほか、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保も底堅い動きにある。前日の米債券市場では10年債利回りが一段と上昇し終値ベースで3.45%台まで上昇した。FRBの金融引き締め加速に対する警戒感から金利は先高期待が強い。米長期金利の上昇局面で米国事業を展開するメガバンクや大手生保株にとって運用環境の改善が期待される。一方、急速に進む円安を背景に日本国内でも日銀が超金融緩和政策を早晩変更することへの思惑も浮上している。10年国債の利回りは前日終値ベースで日銀が変動許容幅の上限とする0.25%に張り付いた状態にあり、銀行や生保セクターの株価に刺激を与えている。

■アスクル <2678>  1,606円  -241 円 (-13.1%)  11:30現在  東証プライム 下落率トップ
 アスクル<2678>が急反落。15日の取引終了後に23年5月期第1四半期(5月21日~8月20日)の決算を発表し、営業利益は前年同期比9.6%減の29億5600万円だった。通期で増益を見込んでいるだけに、第1四半期時点で減益着地となったことが嫌気されているようだ。成長コストの投下が響いた。ただ、会社側では計画通りの進捗としている。売上高は同7.5%増の1100億8700万円と増収基調を継続した。オフィス用品などの販売や個人向けネット通販「LOHACO」を手掛ける主力のeコマース事業が引き続き成長した。

■レーザーテック <6920>  17,660円  -720 円 (-3.9%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>が売り優勢で始まり、前日に続き下値を探る展開となっている。前日の米国株市場ではハイテクセクターなどに売りがかさみインテル<INTC>やエヌビディア<NVDA>が年初来安値に沈むなど半導体主力株への売りが目立った。東京市場でも半導体製造装置関連のシンボルストックである同社株への逆風が強い。個人投資家などが信用枠を使って押し目買いを入れる動きも観測されていたが、海外投資家とみられる売りが上値を重くしている。テクニカル的には75日移動平均線が下値サポートラインとして強く意識されており、ここを明確に下抜けると弱気優勢に傾く可能性がある。

■INPEX <1605>  1,507円  -29 円 (-1.9%)  11:30現在
 INPEX<1605>や石油資源開発<1662>が安い。15日の米原油先物相場はWTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)の10月限が前日比3.38ドル安の1バレル=85.10ドルと大幅下落した。国際エネルギー機関(IEA)が14日、新型コロナ対策による中国のロックダウン(都市封鎖)や先進国などの景気減速などの影響で原油需要が世界的に減少するとの見通しを示したことが警戒された。インフレ懸念を背景に、世界的な金融引き締め観測が強まっていることも、原油需要にはマイナスとみられている。

■サイバー・バズ <7069>  1,524円  +300 円 (+24.5%) ストップ高   11:30現在
 サイバー・バズ<7069>が急騰。同社はインスタグラムを主力にSNSを活用し、化粧品などのマーケティング支援ビジネスを展開、ネット広告事業なども手掛けている。15日取引終了後、アーティストとの1対1オンライントーク販売プラットフォーム事業を展開するWithLIVE(東京都渋谷区)の全株式を取得し子会社化することを発表、これによる業容拡大への期待が投資資金を呼び込む格好となっている。

■ホープ <6195>  308円  +43 円 (+16.2%)  11:30現在
 ホープ<6195>は反発。一時26.4%高の335円まで買われ、年初来高値を更新した。この日朝方、23年3月期純利益予想の上方修正を発表。7600万円から49億2200万円(前期は変則決算で197億3000万円の赤字)へ大幅に引き上げており、これが好感されているようだ。電力小売り子会社ホープエナジーの株式譲渡に伴い、特別利益48億4600万円が発生する見込みとなったため。なお、売上高や営業利益の見通しに変更はない。

■トレードワークス <3997>  1,142円  +138 円 (+13.8%)  11:30現在
 トレードワークス<3997>が急騰して一時、前日比270円(26.9%)高の1274円に上昇している。15日の取引終了後、上限を18万株(発行済み株数の5.23%)、または2億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。取得期間は9月16日から12月28日までで、株主還元の充実と資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策を遂行することが目的としている。

■幸和製作所 <7807>  770円  +86 円 (+12.6%) 一時ストップ高   11:30現在
 幸和製作所<7807>が急伸し一時ストップ高の784円に買われている。15日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表したことが好感されている。上限を13万5000株(発行済み株数の2.71%)、または1億2150万円としており、取得期間は22年9月16日から23年2月28日まで。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能とすることが目的という。

■ハイブリッド <4260>  856円  +71 円 (+9.0%)  11:30現在
 ハイブリッドテクノロジーズ<4260>が大幅続伸し年初来高値を更新している。15日の取引終了後、スタートアップ支援プロジェクトの第6弾支援先として、3Dアバターを活用したカスタマイズ絵本を提供するえほんインク(東京都品川区)を選定したと発表しており、これが好感されている。今回の支援先決定により、ハイブリッドの強みであるハイブリッドなエンジニア開発リソースによって、企業向けアバター作成システムの開発を行うほか、ハイブリッドのつながりを利用した営業支援も行うとしている。なお、22年9月期業績への影響は軽微としている。

■共同ピーアール <2436>  1,451円  +86 円 (+6.3%)  11:30現在
 共同ピーアール<2436>が全体地合い悪に抗して大幅高、きょうで7連騰となり1カ月ぶりに年初来高値更新と異彩を放っている。前日から幕張メッセでリアル開催されている「東京ゲームショウ2022」ではVR(仮想現実)関連での催し物にマーケットの注目度が高く、同時に設置されるバーチャル会場「東京ゲームショウ VR 2022」が話題となっている。企業のビジネス領域においてもメタバースを活用する動きが世界的に活発だ。そうしたなか同社は、次世代VRシステム開発会社と連携するなど、メタバース領域を深耕する意欲をみせており、関連有力株としての位置付けで物色の矛先が向いている。業績も絶好調だ。22年12月期営業利益は期初見通しを大幅に増額し前期比80%増の6億8500万円を計画するが、市場ではこれでも保守的との見方が強く、一段の上振れが有力視されている。

●ストップ高銘柄
 ANYCOLOR <5032>  10,910円  +1,500 円 (+15.9%) ストップ高   11:30現在
 など、2銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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