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【材料】ケア21は大幅続落、22年10月期業績予想を一転営業減益へ下方修正

ケア21 <日足> 「株探」多機能チャートより
 ケア21<2373>は大幅続落している。前週末9日の取引終了後、22年10月期の連結業績予想について、売上高を390億円から380億円(前期比4.5%増)へ、営業利益を20億円から12億円(同20.4%減)へ、純利益を9億5000万円から6億円(同36.0%減)へ下方修正したことが嫌気されている。

 第3四半期累計(21年11月~22年7月)決算において、新型コロナウイルスの感染再拡大を受けて、施設系介護事業で入居時期の先送りが生じたほか、訪問介護事業でも利用者の入院などが発生し、更に通所系の事業では利用控えなどが見られたことが要因。また、PCR検査や抗原検査などの検査費用を含む感染対策経費が増大するとともに、サービス提供体制の維持に要する人員確保のコストが大幅に増加していることも利益を圧迫する。

 同時に発表した第3四半期累計決算は、売上高285億1900万円(前年同期比5.7%増)、営業利益10億1100万円(同5.5%減)、純利益6億6200万円(同4.0%減)だった。

出所:MINKABU PRESS

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