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【通貨】豪ドル週間見通し:もみ合いか、利上げペース減速の可能性も


■豪中銀による追加利上げを意識して円売り広がる

今週の豪ドル・円は上昇。豪準備銀行(中央銀行)は政策金利の0.50ポイント引き上げを決めたが、その後も、カナダ中央銀行、欧州中央銀行(ECB)が大幅追加利上げに動き、米連邦準備制度理事会(FRB)の9月0.75ポイント利上げ観測も再浮上し、円売りが広がった。4-6月期国内総生産(GDP)の前年比伸び拡大も好感された。取引レンジ:94円94銭-97円92銭。

■もみ合いか、利上げペース減速の可能性も

来週の豪ドル・円はもみ合いか。豪準備銀行(中央銀行)は9月理事会で政策金利引き上げを決めたが、ロウ総裁は、「政策金利の水準上昇に連れて金利上昇ペースを緩めるケースが強まることを認識している」と述べており、経常状況が変わった場合、利上げペースが減速する可能性は高まるとみられる。

○発表予定の豪主要経済指標・注目イベント
・15日:8月雇用統計(7月:失業率3.4%、雇用者数増減-4.09万人)

予想レンジ:96円00銭-99円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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