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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日経225先物は2万8000円を回復、NT倍率は一時14.51倍まで上昇


 日経225先物は11時30分時点、前日比520円高の2万7980円(+1.89%)前後で推移。寄り付きは2万7700円と、シカゴ日経平均先物(2万7710円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。寄り付きを安値にリバウンドを強め、前場半ばにはオプション権利行使価格の2万7875円を突破し、ヘッジに伴う買いによって前引けにかけて一時2万8010円まで買われた。

 原油先物相場の下落や米長期金利の低下を手掛かりとした、米国市場の上昇の流れを引き継ぐ格好となった。寄り付き後ほどなくしてレンジ上限の2万7750円を突破し、その上の権利行使価格の2万7875円で攻防を見せていたが、これを明確に突破した辺りからヘッジ対応の動きが強まっている。節目の2万8000円回復で短期的なリバウンドも一巡感が意識される可能性があるため、後場は2万7750円~2万8000円辺りでの推移になりそうだ。

 なお、NT倍率は一時14.51倍まで上昇。NTショートのリバランスの動きが強まり、チャート上では窓を空けての上昇で一気に25日移動平均線を突破した。反動が意識れるものの、25日線が位置する14.42倍辺りを上回って推移するようだと、NTロングの動きが強まりやすいだろう。


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