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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万7560円~2万7620円辺りの推移で、短期筋の仕掛けも入りづらい状況


 日経225先物は11時30分時点、前日比60円安の2万7600円(-0.21%)前後で推移。寄り付きは2万7500円とシカゴ日経平均先物(2万7515円)にサヤ寄せする格好から、売り先行で始まった。ただし、米国市場がレイバーデーの祝日で3連休となるなかで海外投資家の資金流入は限られており、寄り付きを安値に下げ渋る動きとなった。もっとも、現物の寄り付き直後に2万7650円と10円安まで下落幅を縮めたもののプラスに転じられず、上値の重さも意識されて2万7560円~2万7620円辺りの狭いレンジで推移を継続。

 前場の東証プライムの売買高は4億株を下回る薄商いであり、市場参加者が限られるなかで様子見ムードの強い相場展開である。オプション権利行使価格の2万7500円辺りが支持線として意識されるが、上値はその上の権利行使価格の2万7625円辺りでの推移であるため、短期筋による仕掛け的な商いも入りづらい状況である。手掛かり材料に欠けるなかでは後場もこう着感の強い値動きになりそうだ。

 なお、NT倍率は14.32倍に低下した。ただし、5日移動平均線を挟んでの推移であることから、NTスプレッドのポジションを取りに行く向きは限られ、リバランス中心の動きであろう。

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