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【特集】個人投資家・有限亭玉介:秋相場は波乱含みか…底堅い中小型株に注目【FISCOソーシャルレポーター】

NYダウ <日足> 「株探」多機能チャートより

以下は、フィスコソーシャルレポーターの個人投資家「有限亭玉介」氏(ブログ:儲かる株情報「猫旦那のお株は天井知らず」)が執筆したコメントです。フィスコでは、情報を積極的に発信する個人の方と連携し、より多様な情報を投資家の皆様に向けて発信することに努めております。

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※2022年8月29日10時に執筆

株&猫ブログ「儲かる株情報『猫旦那のお株は天井知らず』」を執筆しております、有限亭玉介と申します。

9月も米国市場やFRBの顔色を伺いながら投資していくスタンスは継続です。8月26日、パウエル議長はジャクソンホール会議で利上げ継続の旨の発言をすると、NYダウは1008ドル下落して取引を終えました。

9月13日には米消費者物価指数(CPI)の発表があります。投資家は再び一波乱ある事を想定して、備えをしておくべきでしょう。その先の9月21日からのFOMCまでは落ち着かない相場が続きそうなので、今後は慎重な運用を心掛けたいところです。

ただ、米国株のパフォーマンスに比べて日本株が底堅いようにも思える点は、円安が継続している事や海外諸国と比較して日本のインフレはかなり緩やかである事が挙げられます。欧米のインフレによるリセッションや中国の不動産リスクなどを考えると、残る投資先は日本ではないかとも…まぁ、そこは可能性は無きにしも非ず、としておきましょうかね。

支持率が落ち込んでいる岸田政権からサプライズ政策が飛び出す事があれば…なんて、個人投資家として願うばかりですが、やはり参議院選を終えて目先は盤石な政権運営が可能な状況としては、期待薄でしょうなぁ。

今はただ、日経平均株価が200日移動平均線と25日移動平均線上に維持され、中長期目線での上昇トレンドに乗れるか…という目線が慎重な運用をしつつ、ここまで底堅い上昇トレンドが維持されている銘柄を狙っていきたいもんです。

学校向けのICTによる教育用システムを手掛けるチエル<3933>は、教育委員会が管轄する学校の通信状況を一元管理できるネットワークの統合通信可視化システム「Tbridge T-Manager(ティーマネージャー)」の提供を発表すると動意しました。これによりデジタル教科書を活用しても通信環境を安定化できるとの事。直近の決算も好調です。

人財管理プラットフォームを提供しているライトワークス<4267>は、学習管理システムがここ最近でJA共済連やキリングループに採用されるなど好材料が豊富ですねぇ。時価総額が低く足が軽いので、9月14日の決算発表を注視しております。

液晶モジュールや半導体、電子機器の仕入・販売を行うシンデン・ハイテックス<3131>は、8月8日の決算発表が赤字転落となりましたが、同月23日に10万株を上限とする自社株買いを発表すると底値から窓を開けて急動意しました。年初来高値を更新して、高値圏でキープできるか監視中です。

デジタルギフト事業を手掛けるデジタルプラス<3691>は、8月22日に「NFTデジタルギフト」の提供を開始するとの発表で急動意しました。25日・75日線を上抜いて、下値を切り上げるか。

8月12日の決算が好調となったエムアップ<3661>は、アーティストのファンクラブ・ファンサイト事業に強みを持っています。直近ではVRライブやVR映像コンテンツを配信する「VR MODE」への思惑もありますな。チャート(日足)は75日線を上回ってトレンドを描いており、今後も監視を強めていきたいところです。

最後はノムラシステムコーポレーション<3940>です。直近でNTT系と思われる通信事業を担うグループ会社から、サブスクリプションビジネス運用支援プロジェクトを受注したと発表後、急動意しております。チャート(日足)もじわじわと切り上げてきました。

さて、ちょっとお話が長くなりましたが、あたくしのブログではそんな「今強含んでいる個別株・テーマ株」を紹介しています。お暇があれば覗いてみてやってください。愛猫「なつ」と共にお待ち申し上げております。

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執筆者名:有限亭玉介
ブログ名:猫旦那のお株は天井知らず

《TY》

 提供:フィスコ

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