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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万8000円水準での底堅い値動き、25日・75日線辺りを試してくるか

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより

 日経225先物は11時30分時点、前日比250円高の2万8160円(+0.89%)前後で推移。寄り付きは2万8050円と、シカゴ先物(2万8035円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。寄り付き直後に2万8110円まで買われた後は戻り売りに押され、一時2万7940円まで上げ幅を縮める場面も見られた。ただし、前場半ば辺りから次第に自律反発の動きが強まり、寄り付き直後につけた高値を上放れると、2万8180円まで買われた。前引けにかけてはこう着感が強まったものの、2万8100~2万8150円辺りでの底堅い値動きを継続。

 日経225先物は朝方こそ2万8000円を下回る場面が見られたものの、その後は2万8000円水準での底堅い値動きのなか、ナイトセッションでつけた高値2万8150円を突破した。自律反発の域は脱していないものの、オプション権利行使価格2万8125円を上回って推移しており、2万8000~2万8250円辺りのレンジでの値動きとなりそうだ。レンジ上限水準では25日、75日移動平均線が位置するため、上値は抑えられよう。

 なお、NT倍率は一時14.28倍まで低下し、8月半ばのイレギュラー的な低下を見せた時以来の14.30倍割れとなる。足もとで支持線として機能している75日線に接近してきたため、NTショートの利食いに伴うリバランスの動きのほか、押し目狙いでのNTロングの動きも入りやすいタイミングである。

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