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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格の2万8750円を挟んだ狭いレンジでの推移


 日経225先物は11時30分時点、前日比220円高の2万8730円(+0.77%)前後で推移。寄り付きは2万8660円と、シカゴ日経平均先物(2万8680円)にサヤ寄せする格好から、買いが先行して始まった。その後は、利食いをこなしながら上げ幅を広げると、前場半ばには一時2万8790円まで買われる場面があった。前場半ば以降はこう着感が強まっているものの、オプション権利行使価格の2万8750円を挟んだ底堅い値動きで推移。

 日経225先物は米国市場の流れを引き継ぐ格好で買い先行で始まったが、指数へのインパクトとしては、エヌビディア<NVDA>の大幅上昇がセンチメントを明るくさせたようだ。指数インパクトの大きい東京エレクトロン <8035> [東証P]など値がさハイテク株が総じて堅調となり、日経平均株価をけん引する格好である。結果としては日経平均型優位の流れにより、NT倍率は先物中心限月で一時14.48倍まで上昇する場面が見られた。

 前場半ばまでの上昇でリバランスは一巡したと考えられ、後場は権利行使価格2万8750円水準でのこう着が続きそうである。ただし、底堅さが意識されてくるようだと、改めてショートカバーが強まることによって、その上の権利行使価格である2万8875円辺りにレンジを切り上げてくる可能性はありそうだ。

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