市場ニュース

戻る
 

【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:トリドール、第一三共、WSCOPE

トリドール <日足> 「株探」多機能チャートより
■ダブルスタンダード <3925>  2,600円  +500 円 (+23.8%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率2位
 ダブルスタンダード<3925>に人気集中、大口の買い注文で値がつかずカイ気配で始まった。同社は法人向けにビッグデータの解析受託サービスを主力展開するが、同事業のほか、人工知能(AI)を活用した業務自動化サービスが収益貢献し業績は急成長を示している。前週末12日引け後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は、営業利益が前年同期比35%増の6億2800万円と好調でこれを手掛かり材料に投資資金が攻勢をかけている。株価は昨年11月に4950円の上場来高値をつけているが、その後は一貫して下値を探る動きを続けていた。6月下旬を境に底値離脱の展開に移行しているが、直近13週・26週移動平均線のゴールデンクロス示現を経て好決算を発表したことで、上値追い態勢に弾みがついている。

■CCT <4371>  8,500円  +1,500 円 (+21.4%) ストップ高   11:30現在
 12日に決算を発表。「上期経常は3.2倍増益で着地」が好感された。
 コアコンセプト・テクノロジー <4371> [東証G] が8月12日大引け後(16:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比3.2倍の7.1億円に急拡大し、通期計画の11.2億円に対する進捗率は63.4%に達し、さらに前年同期の41.0%も上回った。
  ⇒⇒CCTの詳しい業績推移表を見る
 同時に発表した「1→2の株式分割を実施」も買い材料。
 9月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。

■ギフティ <4449>  1,769円  +300 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在  東証プライム 上昇率4位
 12日に決算を発表。「4-6月期(2Q)経常は黒字浮上」が好感された。
 ギフティ <4449> [東証P] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比34.1%減の2億7500万円に落ち込んだが、通期計画の3億1000万円に対する進捗率は88.7%に達し、4年平均の81.1%も上回った。
  ⇒⇒ギフティの詳しい業績推移表を見る

■UFHD <4235>  4,290円  +700 円 (+19.5%) ストップ高   11:30現在
 ウルトラファブリックス・ホールディングス<4235>がストップ高まで買われ、上場来高値を更新した。同社は12日取引終了後、22年12月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを従来の20億円から27億円(前期比82.3%増)に引き上げたことが好感されているようだ。売上収益の見通しも従来の161億円から186億円(同31.6%増)に上方修正。下期の前提為替レートを1ドル=110円から125円に変更したことに加え、一部価格改定効果などが収益を押し上げるとしている。

■Jトラスト <8508>  658円  +100 円 (+17.9%) ストップ高   11:30現在
 12日に決算を発表。「今期最終を2.6倍上方修正」が好感された。
 Jトラスト <8508> [東証S] が8月12日大引け後(16:00)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終利益は前年同期比2.8倍の108億円に急拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の46億円→120億円(前期は11.2億円)に2.6倍上方修正し、増益率が4.1倍→11倍に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒Jトラストの詳しい業績推移表を見る

■トリドール <3397>  2,981円  +452 円 (+17.9%)  11:30現在  東証プライム 上昇率5位
 トリドールホールディングス<3397>が続急伸し年初来高値を更新している。前週末12日の取引終了後に発表した第1四半期(4~6月)連結決算が、売上高438億1600万円(前年同期比17.1%増)、営業利益46億9100万円(同1.6%減)、純利益36億2200万円(同21.5%増)となり、営業利益は減益となったものの通期計画を上回ったことが好感されている。主力の丸亀製麺事業で、行動規制が強かった前年同期と比較して国内の移動量が回復基調で推移しイートインが大きく回復したことに加えて、テイクアウトも堅調に推移した。また、商品戦略とブランディング、販売促進を統合した統合マーケティングも奏功した。なお、23年3月期通期業績予想は、売上高1770億円(前期比15.4%増)、営業利益40億円(同71.9%減)、純利益13億円(同85.5%減)の従来見通しを据え置いている。

■Appier <4180>  1,085円  +150 円 (+16.0%) ストップ高   11:30現在
 12日に決算を発表。「今期最終を赤字縮小に上方修正」が好感された。
 Appier Group <4180> [東証G] が8月12日大引け後(15:07)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結最終損益は2.3億円の赤字(前年同期は8.5億円の赤字)に赤字幅が縮小した。併せて、通期の同損益を従来予想の4.1億円の赤字→2.8億円の赤字(前期は11.7億円の赤字)に上方修正し、赤字幅が縮小する見通しとなった。
  ⇒⇒Appierの詳しい業績推移表を見る

■プロジェクトカンパニー <9246>  5,310円  +700 円 (+15.2%) ストップ高   11:30現在
 12日に決算を発表。「今期経常を36%上方修正・最高益予想を上乗せ」が好感された。
 プロジェクトカンパニー <9246> [東証G] が8月12日大引け後(15:30)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期非連結比76.9%増の4億円に拡大した。併せて、通期の同利益を従来予想の6.6億円(非連結)→9億円(前期非連結は5億円)に36.4%上方修正し、増益率が31.5%増→79.3%増に拡大し、従来の6期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。
  ⇒⇒プロジェクトカンパニーの詳しい業績推移表を見る

■第一三共 <4568>  4,230円  +553 円 (+15.0%)  11:30現在  東証プライム 上昇率9位
 第一三共<4568>はマドを開けて買われ上場来高値を更新。前週末13日、抗体薬物複合体(ADC)技術に関する米シーゲン<SGEN>との紛争について、仲裁廷がシーゲンの主張を全面的に否定する判断を下したと発表しており、これが材料視されているようだ。2008年から15年に行ったシーゲンとの共同研究に関連して、ADC技術に関する特定の知的財産権がシーゲンに帰属するとの主張を受け、19年にデラウェア州連邦地方裁判所に確認訴訟を提起していた。今回の仲裁判断により、ADC技術に関する知的財産権をこれまでどおり保持し、今後も計画通りにADC製品の開発や商業化を進めていくことになるとしている。

■恵和 <4251>  4,085円  +500 円 (+14.0%)  11:30現在
 恵和<4251>は続急騰。前週末12日の取引終了後、22年12月期の連結業績予想について、売上高を231億500万円から232億5700万円(前期比28.3%増)へ、営業利益を44億6900万円から50億8900万円(同62.3%増)へ、純利益を37億3100万円から45億7800万円(同78.2%増)へ上方修正し、従来25円としていた期末一括配当予想を50円(前期25円)へ引き上げるとしたことが好感されている。上期で影響を受けた中国・上海ロックダウンが解除され、6月以降には需要の高いハイエンド機種を主とするノートパソコン・タブレット向け製品が順次回復していることに加え、車載ディスプレー向け製品の出荷も引き続き好調に推移していることなどが要因としている。なお、同時に発表した第2四半期(1~6月)決算は、売上高102億1300万円(前年同期比31.1%増)、営業利益24億6900万円(同2.7倍)、純利益26億円(同3.3倍)だった。

■メドレー <4480>  3,595円  +440 円 (+14.0%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「上期経常は65%増益・通期計画を超過」が好感された。
 メドレー <4480> [東証G] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常利益は前年同期比65.3%増の14億円に拡大し、通期計画の9億円に対する進捗率が156.1%とすでに上回り、さらに前年同期の114.4%も超えた。
  ⇒⇒メドレーの詳しい業績推移表を見る

■CYBERDYNE <7779>  411円  +49 円 (+13.5%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「4-6月期(1Q)最終は黒字浮上で着地」が好感された。
 CYBERDYNE <7779> [東証G] が8月12日大引け後(15:30)に決算(国際会計基準=IFRS)を発表。23年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終損益は2.4億円の黒字(前年同期は2.7億円の赤字)に浮上して着地した。
  ⇒⇒CYBERDYNEの詳しい業績推移表を見る

■ダブル・スコープ <6619>  2,190円  +203 円 (+10.2%)  11:30現在
 12日に決算を発表。「上期経常が黒字浮上で着地・4-6月期も黒字浮上」が好感された。
 ダブル・スコープ <6619> [東証P] が8月12日大引け後(15:00)に決算を発表。22年12月期第2四半期累計(1-6月)の連結経常損益は35.1億円の黒字(前年同期は5.9億円の赤字)に浮上し、通期計画の60億円に対する進捗率は58.6%となった。
  ⇒⇒ダブル・スコープの詳しい業績推移表を見る

■フェローテク <6890>  2,824円  +231 円 (+8.9%)  11:30現在
 フェローテックホールディングス<6890>は大幅続伸している。前週末12日の取引終了後、23年3月期の連結業績予想について、売上高を1800億円から1950億円(前期比45.7%増)へ、営業利益を300億円から325億円(同43.8%増)へ、純利益を170億円から200億円(同25.0%減)へ上方修正したことが好感されている。持ち分法適用会社であった東洋刃物<5964>、大泉製作所<6618>の2社を連結子会社化したことが要因。また、想定為替レートを1ドル=118円から125円へ見直したことも織り込んだ。同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高433億8600万円(前年同期比56.9%増)、営業利益77億9100万円(同62.1%増)、純利益73億5500万円(同18.9%減)だった。半導体等装置関連事業で、製造装置向け真空部品や半導体製造プロセスに使用される各種マテリアル製品が販売を大きく伸ばしたほか、通信や半導体関連向けサーモモジュールや、中国の電気自動車(EV) 向けパワー半導体用基板などが好調に推移した。

■リブセンス <6054>  213円  +50 円 (+30.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 リブセンス<6054>はストップ高カイ気配。同社は成功報酬型のビジネスモデルを特長とする求人情報サイトを運営する。コロナ禍の影響の伴う人材不足で求人需要がここ急速に高まっており、顧客に対する拡販努力と相まって、業績は会社側の計画を上回り絶好調に推移している。前週末12日取引終了後に22年12月期業績予想の修正を発表、営業損益は従来見通しの2億8000万円の赤字から一転して2億2000万円の黒字に上方修正しており、これがポジティブサプライズとなり、投資資金が集中した。

■イーディーピー <7794>  13,730円  +3,000 円 (+28.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 イーディーピー<7794>がストップ高カイ気配。前週末12日の取引終了後に23年3月期業績予想の上方修正を発表。売上高を24億1500万円から27億1900万円(前期比74.1%増)へ、営業利益を7億6200万円から9億4000万円(同80.6%増)へ引き上げており、これを好感した買いが膨らんでいるようだ。主力商品であるLGD(人工ダイヤモンド宝石)用種結晶の受注状況が堅調に推移しており、増産対応によって売上高が増加すると見込んでいる。なお、同時に発表した第1四半期(4~6月)決算は、売上高が5億7900万円、営業利益が2億4100万円だった。

■トレンダーズ <6069>  1,709円  +300 円 (+21.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 トレンダーズ<6069>に投資資金が集中攻勢、カイ気配のまま水準を切り上げ、前週末比300円高はストップ高となる1709円で張り付いた状態にある。同社はネットを活用したマーケティング支援ビジネスを展開、インフルエンサーネットワークを強みとしている。ここトップラインの急拡大に加え、先行投資負担の一巡で利益も大幅な伸びを示している。前週末12日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は営業利益が前年同期比2.1倍の4億3300万円と急増した。対通期進捗率も50%を超えた。これを材料に買い人気が加速した。株価は7月下旬以降調整局面にあったが、中長期波動の分水嶺である75日移動平均線をサポートラインに一気に切り返す形となり、値ごろ感に着目した短期資金の追随買いを誘っている。

■ブロードマインド <7343>  885円  +150 円 (+20.4%) ストップ高   11:30現在
 ブロードマインド<7343>は、150円高はストップ高となる885円に買われている。前週末12日の取引終了後、クレディセゾン<8253>との間で資本・業務提携したと発表しており、これが材料視されているようだ。セゾンカード会員向けにファイナンシャルアドバイスサービスの提供拡大などを図っていく。提携に伴い、クレセゾンは市場外での相対取引によりBマインド株を100万株取得する。取得後の保有割合は18.98%となる見通し。あわせて発表した23年3月期第1四半期(4~6月)の決算は、売上高が前年同期比4.8%増の8億5600万円、営業利益が同30.4%増の1億3100万円だった。

■MRT <6034>  1,775円  +300 円 (+20.3%) ストップ高   11:30現在
 MRT<6034>が急騰。同社は12日取引終了後、22年12月期通期の連結業績予想修正を発表。営業利益の見通しを前期比73.6%増の22億円(従来は13億~15億円を予想)に引き上げたことが好感されているようだ。売上収益は同56.6%増の70億円(従来は55億~60億円を予想)に上方修正。自治体から受託した自宅療養者に対する健康観察業務を含む新型コロナウイルス感染症に関する売り上げが好調に推移していることが主な要因だとしている。

●ストップ高銘柄
 リブセンス <6054>  213円  +50 円 (+30.7%) ストップ高買い気配   11:30現在
 など、17銘柄

●ストップ安銘柄
 窪田製薬HD <4596>  199円  -80 円 (-28.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ペッパーフードサービス <3053>  306円  -80 円 (-20.7%) ストップ安売り気配   11:30現在
 ウェルビー <6556>  666円  -150 円 (-18.4%) ストップ安売り気配   11:30現在
 いつも <7694>  751円  -150 円 (-16.7%) ストップ安   11:30現在
 クリングルファーマ <4884>  555円  -100 円 (-15.3%) ストップ安売り気配   11:30現在
 以上、5銘柄

株探ニュース

株探からのお知らせ

    日経平均