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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):ギフティ、Dスタンダード、CCTなど

ギフティ <日足> 「株探」多機能チャートより

ギフティ<4449>:1769円(+300円)
ストップ高。22年12月期第2四半期決算を発表。累計営業利益は前年同期比37.0%減の2.7億円となったが、第1四半期の同72.2%減からは大きく減益率が縮小。売上高については第1四半期(1-3月)が同0.8%の減収だったのに対し、4-6月期は同59.5%増と大幅増収に転換。季節性で弱含む傾向であるにも関わらず、流通額、売上高ともに第1四半期を上回って好調に推移したことで4-6月期実績はポジティブサプライズとして受け止められている。通期の営業利益計画に対する進捗率も86%に達しており、好決算をストレートに評価する動きが先行。


Dスタンダード<3925>:2600円(+500円)
ストップ高。23年3月期第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比34.5%増の6.3億円となり、通期計画の21.2億円、前期比20.6%増に対して順調な出足となった。主力サービス以外の一時的なスポット案件の受託見直しにより、売上高は減収となったものの、高収益の主力サービスへ注力したことで低粗利案件が減少、利益率は大きく改善されて大幅増益に繋がった。営業利益は四半期最高額を達成している。インバウンド主体で新規顧客の獲得も順調に進んでいるようだ。


CCT<4371>:8500円(+1500円)
ストップ高で年初来高値更新。9月30日を基準日として1株につき2株の割合で分割すると発表している。投資単位当たりの金額を引き下げ、株式の流動性を高めるとともに投資家層の拡大を図ることが目的。また、22年12月期第2四半期累計(22年1-6月)の営業利益を前年同期比209.9%増の6.90億円と開示している。DX支援で大口案件が増加傾向にあることなどから利益が拡大した。通期予想は前期比102.3%増の11.05億円で据え置いた。進捗率は62.4%。


トリドール<3397>:2981円(+452円)
急騰。23年3月期第1四半期決算を発表。営業利益は前年同期比1.6%減の47億円となり、通期計画40億円、前期比72%減を上回った。主力の丸亀製麺を中心に全セグメントが増収。新型コロナ影響の緩和により、前年同期と比較してイートインが大きく回復したほか、テイクアウトも堅調に推移。新商品の投入も奏功した。営業利益は政府補助金の計上もあって計画を超過。足元で再びコロナ感染が拡大していることで会社計画は据え置かれたが、第1四半期の計画超過はポジティブサプライズと受けて止められている。


恵和<4251>:4085円(+500円)
急伸。前週末に22年12月期業績予想を上方修正した。営業利益は前期比62.3%増の50.89億円予想。前回予想の同42.5%増の44.69億円から13%ほど引き上げた。中国のロックダウンが解除された6月以降、ノートPC・タブレット向け製品が回復していることなどから、今期2度目の上方修正となった。期末に特別配当25円を実施する。期末配当(=年間配当)は50円(うち特別配当25円)となる。前回予想は25円、前期の年間配当は25円(うち特別配当15円)だった。


パンパシHD<7532>:2482円(+322円)
急騰。22年6月期決算を発表。営業利益は前期比9.2%増の887億円と、会社計画の850億円および市場予想の835億円程を上振れて着地。期末配当金は13.5円から14円に増額し、年間配当金は前期比1円増額の17円。23年6月期については、営業利益は同6.0%増の940億円と市場予想の925億円を上回る計画。年間配当金は1円増の18円としている。ドン・キホーテでの人流回復やPB商品強化による粗利率改善が進んだもよう。また、新中長期経営計画を発表しており、25年6月期営業利益目標として1200億円などの数値目標を掲げている。


ブロードマインド<7343>:885円(+150円)
ストップ高で年初来高値更新。クレディセゾン<8253>と資本業務提携契約を締結したと発表している。セゾンカード会員向けファイナンシャルアドバイスサービスの提供を拡大するほか、ファイナンシャル・ウェルビーイング領域での新規事業開発などで協業する。クレディセゾンは、ブロードマインド株100万株(発行済総数の18.98%)を相対取引で取得する予定。23年3月期第1四半期(22年4-6月)の営業利益は前年同期比30.4%増の1.31億円で着地した。


イーディーピー<7794>:13730円 カ -
ストップ高買い気配。23年3月期の営業利益を従来予想の7.62億円から9.40億円(前期実績5.20億円)に上方修正している。人工ダイヤモンド宝石用種結晶の引き合い増加を受け、生産技術の改善と成長装置の増設を推進し、生産力が拡大したため。新工場も計画通り第3四半期に稼働する見込みで、稼働後はさらに増産できるという。第1四半期(22年4-6月)の営業利益は2.41億円で着地している。
《ST》

 提供:フィスコ

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