【材料】レーザーテックは3連騰で4カ月ぶり大台替え、需給逆転で決算発表直前に買い戻し
レーザーテク <日足> 「株探」多機能チャートより
同社は半導体製造装置のニッチトップでマスクブランクス検査装置では世界シェアを独占している。中期成長性が非常に高い一方で、PERの高さが警戒され、最近はスマートフォンやパソコン向け半導体の在庫調整リスクが顕在化するなか、これまでにない逆風が意識されていた。22年6月期決算は小幅増益予想にあるが、今期の業績見通しの方にマーケットの関心が高い。株価は6月下旬に1万4450円まで下落し、年初から60%も水準を切り下げていた。しかし、最近では買い残の整理が急速に進む一方、売り残が大幅に増加しており、直近データで信用倍率は1.26倍と拮抗。更に、足もと日証金では株不足状態に陥り、逆日歩がついている。ひところと比べ需給関係が逆転しており、足もとではショートカバーによるミニ踏み上げ相場の色をみせている。
出所:MINKABU PRESS