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【材料】曙ブレーキ工業はマドを開け大陽線示現、4~6月期経常益急拡大で通期計画を大幅超過

 曙ブレーキ工業<7238>がマドを開けて大陽線を形成、一時13%を超える上昇で170円まで噴き上げる場面があった。売買高も高水準で取引開始1時間あまりで300万株を超える水準をこなしている。4日取引終了後に発表した23年3月期第1四半期(22年4~6月)決算は経常利益が前年同期比65%増の32億3900万円と急拡大、通期計画の20億円を大幅に超過した。サプライチェーン問題による自動車生産の減少が影響して売上高は小幅ながら減少、原料コストの上昇などで営業利益は大幅減益を余儀なくされたが、外国為替市場で急速に円安が進行したことを背景に為替差益が経常利益を押し上げる格好となった。

 株価は200円未満と低位に位置していることで、値ごろ感に着目した短期志向の個人投資家資金などが集結し、急動意する展開に。外資系証券経由の貸株調達による空売りの買い戻しなども株高を後押ししているもようだ。

出所:MINKABU PRESS

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