【材料】イーライリリーが決算受け下落 ドル高やジェネリックとの競争激化が圧迫=米国株個別
医薬品のイーライリリー<LLY>が下落。取引開始前に4-6月期決算(第2四半期)を発表し、1株利益、売上高とも予想を大きく下回った。通期見通しも下方修正している。ドル高が影響したほか、ジェネリックとの競争激化により、アリムタ抗がん剤の売上高が減少した。
パンデミック関連製品が減退し始める中、同社は新たなパイプラインの拡充に取り組んでおり、成長維持に苦労している。米国のパンデミック対策資金が枯渇していることから、今月中に「ベブテロビマブ」の商業ベースでの販売を開始すると発表。この抗体療法は緊急使用認可を受けてはいるものの、商業販売にはFDAと協力して認可を変更する必要がある。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:1.69ドル)
・売上高:64.9億ドル(予想:68.2億ドル)
新型ウイルス抗体:1.29億ドル(予想:1.50億ドル)
・粗利益率(調整後):78%(予想:79%)
・営業利益率(調整後):20.5%(予想:26.5%)
・研究開発費:17.8億ドル(予想:17.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):7.90~8.05ドル(従来:8.15~8.30ドル)
・売上高:288~293億ドル(予想:290.7億ドル)
・粗利益率(調整後):78.0%(予想:78.4%)
・研究開発費:71~73億ドル(予想:72億ドル)
(NY時間10:25)
イーライリリー<LLY> 302.70(-11.14 -3.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美
パンデミック関連製品が減退し始める中、同社は新たなパイプラインの拡充に取り組んでおり、成長維持に苦労している。米国のパンデミック対策資金が枯渇していることから、今月中に「ベブテロビマブ」の商業ベースでの販売を開始すると発表。この抗体療法は緊急使用認可を受けてはいるものの、商業販売にはFDAと協力して認可を変更する必要がある。
(4-6月・第2四半期)
・1株利益(調整後):1.25ドル(予想:1.69ドル)
・売上高:64.9億ドル(予想:68.2億ドル)
新型ウイルス抗体:1.29億ドル(予想:1.50億ドル)
・粗利益率(調整後):78%(予想:79%)
・営業利益率(調整後):20.5%(予想:26.5%)
・研究開発費:17.8億ドル(予想:17.7億ドル)
(通期見通し)
・1株利益(調整後):7.90~8.05ドル(従来:8.15~8.30ドル)
・売上高:288~293億ドル(予想:290.7億ドル)
・粗利益率(調整後):78.0%(予想:78.4%)
・研究開発費:71~73億ドル(予想:72億ドル)
(NY時間10:25)
イーライリリー<LLY> 302.70(-11.14 -3.55%)
MINKABU PRESS編集部 野沢卓美