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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 反動安想定も、2万7500円辺りを支持線に予想以上に底堅い値動き


 日経225先物は11時30分時点、前日比50円安の2万7630円(-0.18%)前後で推移。寄り付きは2万7560円と、シカゴ日経平均先物(2万7575円)にサヤ寄せする格好から、利食い先行で始まった。ただし、前日の大幅な上昇に対する反動安が想定されるなかで、寄り付き直後には2万7660円まで下げ幅を縮めるなど、押し目買い意欲の強さが窺えた。また、2万7600円を挟んで保ち合うなか、前場半ばには2万7530円まで下げる場面も見られたが、オプション権利行使価格の2万7500円を割り込まなかったことで、前引けにかけてショートカバーの動きが見られた。

 日経225先物は前日の750円高に対する反動安が想定されていたものの、予想以上に底堅い値動きを見せている。上値追いは慎重ながら、オプション権利行使価格の2万7500円辺りが支持線として意識されており、前日終値近辺での高値保ち合いを継続。下値の堅さから、引けにかけては押し目を狙う買い方のレンジを切り上げてくる動きも意識されそうだ。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.24倍に上昇した。抵抗線として意識されている75日移動平均線を明確に上放れてきており、6月27日の高値14.27倍を捉えてくるようだと、NTショートのリバランスを交えての、NTロングの動きを強めてきそうだ。

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