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【材料】アメックスが軟調 アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ=米国株個別

 アメックス<AXP>が軟調。アナリストが投資判断を「中立」に引き下げ、目標株価を従来の223ドルから143ドルに引き下げた。インフレが家計の可処分所得に占める割合を高めているほか、景気後退リスクが高まっており、消費者の所得の一部がテーブルから消えて行くと指摘。同社は、2023年末の貸倒償却率が2019年とほぼ同水準になるほど貸倒損失が拡大する可能性があるという。

 インフレが家計の可処分所得に占める割合が大きくなり、高額商品の消費も鈍化が予想されると指摘。そのような中、営業収益の伸びが弱まるにつれ、マルチプルにも何らかの圧力がかかる可能性があるとしている。同社の決算発表は7月22日に予定。

 なお、株価は取引開始直後に売りが先行したものの、売りが一巡すると買い戻しも活発化し、下げ渋る動きが出ている。

(NY時間09:49)
アメックス<AXP> 140.26(-0.32 -0.23%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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