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【市況】伊藤智洋が読むマーケット・シナリオ【週間展望】 7月10日版

日経平均株価は2万7062円前後で上値を抑えられるなら、その後、はっきりとした下降局面へ入る公算か
1. 日経平均は2万3000円以下を目指す動きへ入っている公算
  日経平均株価は2021年9月14日以降、2020年3月19日の安値1万6358円から2021年9月14日の高値3万0795円までの上げ幅全体の修正局面へ入っている公算です。
 弱気の見方が正しければ、現在の下げは2018年10月の高値2万4448円から2020年3月の安値1万6358円までの下げ幅(8090円幅)と同程度となる地点2万2705円を目指す動きか、または2020年3月の安値1万6358円を目指す動きのどちらかだと考えられます(図1)。
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