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【注目】明日注目すべき【好決算】銘柄 マニー、アダストリア、カーブスHD (8日大引け後 発表分)

マニー <日足> 「株探」多機能チャートより

 8日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 マニー <7730> [東証P]  ★今期経常を一転24%増益・最高益に上方修正、配当も5円増額
 ◆22年8月期連結経常利益を従来予想の56.1億円→70.5億円に25.6%上方修正。従来の1.1%減益予想から一転して24.1%増益を見込み、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。欧州やアジアでの需要回復に加え、円安による収益押し上げ効果や為替差益の増加が上振れの要因となる。
  業績好調に伴い、今期の年間配当を従来計画の25円→30円(前期は23円)に増額修正した。

 アダストリア <2685> [東証P]  ★3-5月期(1Q)経常は5.1倍増益で着地
 ◆23年2月期第1四半期(3-5月)の連結経常利益は前年同期比5.1倍の49.2億円に急拡大して着地。新型コロナウイルス感染拡大に伴う行動制限の緩和で客足が回復したうえ、気温上昇で春夏商品の販売が好調だったことが寄与。円安や原材料価格上昇の影響はあったものの、在庫コントロールや値引き販売の抑制、商品の高付加価値化を進めたことで吸収した。
  第1四半期実績だけで、通期計画の100億円に対する進捗率は49.3%に達しており、業績上振れが期待される。

 メディア工房 <3815> [東証G]  ★今期経常を2.3倍上方修正
 ◆22年8月期の連結経常利益を従来予想の8000万円→1億8300万円に2.3倍上方修正。増益率が2.1倍→4.8倍に拡大する見通しとなった。既存占いコンテンツの運用強化でデジタルコンテンツ事業の利益が想定を上回ることに加え、新規SNSアプリ「OneRoof」のリリースが後ろ倒しとなり、同アプリの広告宣伝費が発生しない見込みになったことが上振れの要因。

 北興化 <4992> [東証S]  ★上期経常は57%増益・通期計画を超過
 ◆22年11月期上期(21年12月-22年5月)の連結経常利益は前年同期比56.7%増の38億円に拡大して着地。樹脂や電子材料の販売好調に加え、価格改定も寄与し、ファインケミカル事業の収益が大きく伸びた。アジア向け受注の先行や中南米向け出荷増加などで農薬事業が伸長したことも大幅増益に貢献した。
  通期計画の36億円をすでに上回っており、業績上振れが期待される。

 カーブスHD <7085> [東証P]  ★今期経常を32%上方修正
 ◆22年8月期の連結経常利益を従来予想の24.5億円→32.3億円に31.8%上方修正。増益率が42.8%増→88.2%増に拡大する見通しとなった。会員向け物販売上高が想定を上回ることが寄与。円安による為替差益の増加も利益を押し上げる。

 協和コンサル <9647> [東証S]  ★上期経常を26%上方修正
 ◆22年11月期上期(21年12月-22年5月)の連結経常利益を従来予想の3.7億円→4.6億円に26.5%上方修正。減益率が40.6%減→24.9%減に縮小する見通しとなった。単体で期初予想を上回る受注を達成したことに加え、コスト削減を進めたことが利益を押し上げた。子会社が担当する情報処理事業の伸長も上振れに貢献した。

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