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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):スギHD、東電HD、エネチェンジ

スギHD <日足> 「株探」多機能チャートより
■スギホールディングス <7649>  6,010円  +490 円 (+8.9%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 スギホールディングス<7649>が大幅高で6日続伸。28日の取引終了後、上限を150万株(発行済み株数の2.43%)、または100億円とする自社株買いを実施すると発表したことが好感された。取得期間は7月4日から10月31日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上が目的という。同時に第1四半期(3~5月)連結決算を発表しており、売上高1611億2800万円、営業利益66億7100万円、純利益46億800万円となった。会計基準の変更に伴い対前年同期の増減率はないものの、会社側によると売上高・各利益ともに予想を下回ったとしている。期中に関東・中部・関西・北陸エリアへの出店を促進し、19店舗の新規出店と1店舗の閉店を実施したほか、既存店の競争力強化に向けて90店舗の改装を実施した。ただ、物販部門で巣ごもり需要の反動減が継続したことに加えて、薬価改定及び診療報酬改定の実施も響いた。なお、23年2月期通期業績予想は、売上高6750億円、営業利益300億円、純利益180億円の従来見通しを据え置いている。

■アスクル <2678>  1,638円  +124 円 (+8.2%)  本日終値  東証プライム 上昇率4位
 アスクル<2678>が5日続伸。28日の取引終了後に発表した6月度(5月21日~6月20日)の月次業績で単体売上高が前年同月比6.6%増となり、3カ月ぶりに前年実績を上回ったことが好材料視された。主力のBtoB事業が同4.0%増となったほか、LOHACO事業がZホールディングス<4689>と連携した販促効果で同23.5%増となったことが寄与した。

■ロードスターキャピタル <3482>  2,118円  +132 円 (+6.7%)  本日終値  東証プライム 上昇率9位
 ロードスターキャピタル<3482>が大幅高で最高値街道をまい進、初の2000円大台乗せを達成したほか、アグレ都市デザイン<3467>も大きく上値を追い75日移動平均線を上回り上昇波動を鮮明化させている。また、タカラレーベン<8897>は3日続伸で今月8日につけた年初来高値を更新、明和地所<8869>、新日本建物<8893>なども頑強な値動きを見せるなど、不動産セクターの中小型株が全体地合い悪の中で強さを発揮している。日銀の超緩和政策の維持が当面見込まれるなか、不動産セクターには追い風が意識されている。また、外国為替市場では金利差拡大を背景とした円安進行を受けて、不動産市場には海外マネーが継続的に流入するとの思惑も根強い。株価指標面で割安な銘柄も多く、上値を期待した買いに厚みが増している。

■ライフネット生命保険 <7157>  833円  +43 円 (+5.4%)  本日終値
 ライフネット生命保険<7157>が全般下げ相場に逆行して大幅続伸。ネット専業生保のパイオニア的存在で、低価格戦略を強みとしている。株価は6月下旬を境に上値追い基調を強めている。そうしたなか、モノ言う株主として名を馳せる投資ファンドのエフィッシモ・キャピタル・マネージメントが28日に提出した変更報告書(報告義務発生日は22日)で、同社株の保有比率を従来の14.79%から15.37%に高めたことが判明、この買い増しの動きが株高を後押しする格好となっている。

■東電HD <9501>  579円  +29 円 (+5.3%)  本日終値
 東京電力ホールディングス<9501>は地合い悪に抗して7連騰。株価は連日の年初来高値更新で、約3年ぶりの高値圏に浮上した。記録的な猛暑が続くなか、経済産業省では29日も東電HD管内で電力の需給逼迫注意報を発令することを発表、電力不足への警戒感が拭えない状況となっている。電力会社は停止中の火力発電所の稼働を急ぎこれに対応する構えにあるが、世界的な脱炭素への取り組みを背景に火力発電には向かい風も強く、クリーンエネルギー活用に向けた取り組みが今後一段と求められる状況だ。太陽光発電などの再生可能エネルギーへの依存には限界があり、原発再稼働に向けた議論が活発化することも予想される。そうしたなか、同社株は世界最大級の柏崎刈羽原発稼働に向けた思惑が、改めて株価を刺激する形となっている。

■ENECHANGE <4169>  1,408円  +42 円 (+3.1%)  本日終値
 ENECHANGE<4169>が急反発。5日移動平均線をサポートラインに急勾配の上昇トレンドを継続している。電力・ガス切り替えプラットフォームを展開しており、電力不足が取り沙汰され料金も上昇傾向をみせるなかで活躍余地を高めている。電気自動車(EV)充電サービスにも経営資源を投下し、積極参入を図っている。28日取引終了後、三菱オートリースとエネチェンジEV充電サービスの販売パートナー契約を締結したことを発表、この業務提携に伴う展開力強化に向けた期待が買いを呼び込んでいる。

■ミダックHD <6564>  2,844円  +78 円 (+2.8%)  本日終値
 ミダックホールディングス<6564>は反発。28日の取引終了後、27年3月期に売上高100億円(22年3月期63億8100万円)、経常利益50億円(同21億8800万円)を目指す中期経営計画を発表したことが好材料視された。22年3月期までの4年間で行った投資により、成長基盤の強化が着実に進んだとして、成長加速のための基盤づくりに注力するとしている。同時に32年3月期に売上高400億円、経常利益120億円を目指すとしている。

■日本オラクル <4716>  8,090円  +150 円 (+1.9%)  本日終値
 日本オラクル<4716>は続伸。クラウドを利用する企業のIT投資拡大が追い風となり、同社の23年5月期業績は増益が期待できるとの見方が出ている。岩井コスモ証券は28日、同社株の投資判断「B+」を継続し、目標株価を9000円(従来9500円)とした。同証券では、今5月期の単独営業利益は前期比3.1%増の755億円と12期連続増益を予想。この業績予想から弾いた27日終値時点のPERは19倍程度であり、情報サービスセクター主要会社の平均的な今3月期予想PER22倍程度に比べて割安感があると指摘している。また、中期的にはブロックチェーン関連ビジネスでの展開にも期待している。

■プリマハム <2281>  2,267円  +38 円 (+1.7%)  本日終値
 プリマハム<2281>は3日続伸。同社は28日、9月1日からハム・ソーセージ、加工食品の家庭用・業務用商品約400品を対象に値上げすると発表しており、これが好材料視された。値上げ率は、家庭用商品5~20%、業務用商品5~30%。同社では2月1日の出荷分から値上げを実施したが、ハム・ソーセージや加工食品の主原料をはじめ、包装資材など副資材の高騰に加え、為替変動やエネルギーコストの上昇も新たなコスト負担となっていることから再度、値上げを実施するとしている。

■ファンケル <4921>  2,464円  +33 円 (+1.4%)  本日終値
 ファンケル<4921>は反発。同社はきょう、自宅で採取した少量の早朝第1尿を用いた検査で体内のβカロテンと生活習慣との関連を調査した結果、先行研究で報告されている血液を用いた調査結果と同様に、体内のβカロテン量を把握できることを確認したと発表しており、これが好感された。なお同研究成果は、6月に開催された第22回日本抗加齢医学会総会で報告したという。

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