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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 日銀は大規模緩和を継続、ランチタイムで一時2万6000円回復


 日経225先物は11時30分時点、前日比630円安の2万5800円(-2.38%)前後で推移。寄り付きは2万5750円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万5600円)にサヤ寄せしてギャップダウンで始まった。9時3分に2万5610円まで売られ、9時15分に2万5870円まで下げ渋りを見せた後は、概ね2万5750円~2万5800円辺りの狭いレンジで推移。

 日経225先物はギャップダウンで5月安値に接近してきた。テクニカル面ではボリンジャーバンドの-2σを下回っており、売り込みづらい水準でもあるようだ。また、スイス国立銀行(中央銀行)の予想外の利上げ決定により、日銀の政策変更観測が浮上。そのため、日銀政策決定会合の結果待ちで様子見ムードを強めていた。為替市場では1ドル=133円40銭と朝方から1円程度円安に振れて推移しており、日銀会合の結果を控えるなか、巻き戻しの動きを見せてきている。

 なお、前引け後に日銀政策決定会合の結果が発表され、大規模緩和を継続する方針を決定した。この結果を受けて日経225先物は一時2万6000円を回復しており、5月安値との2点底形成によるリバウンドが意識されてきた。前引けのTOPIXが2%を超える下落だったこともあり、日銀によるETF買い入れに伴う需給も下支えとなろう。

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