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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 オプション権利行使価格2万7625円~2万7875円のレンジに切り上がる


 日経225先物は11時30分時点、前日比270円高の2万7730円(+0.98%)前後で推移。寄り付きは2万7720円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万7775円)にサヤ寄せする格好で買い先行で始まると、現物の寄り付き直後には一時2万7790円まで上げ幅を広げる場面が見られた。4月の戻り高値を上回ったことで、いったんは達成感により2万7620円まで上げ幅を縮めたが、前引けにかけては再び強含み、2万7700円を上回って推移している。

 日経225先物は4月戻り高値を更新した後は上げ幅を縮めたものの、オプション権利行使価格の2万7750円を中心とした上下の権利行使価格である2万7625円~2万7875円のレンジで推移している。ファーストリテイリング <9983> [東証P]が日経平均株価を1社で120円超押し上げるなど、指数インパクトの大きい値がさ株の上昇により、NT倍率は先物中心限月で4月以降の抵抗線だった14.30倍を上放れ、14.35倍に上昇した。後場は米雇用統計発表を控えるなかでこう着感が強まる可能性はあるが、2万7700円を上回る水準での底堅さが見られるようだと、引けにかけてのショートカバーが意識されそうである。

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