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【市況】東京株式(前引け)=反落、欧米株安受け目先利益確定売り

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 2日前引けの日経平均株価は前営業日比46円31銭安の2万7411円58銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は5億7715万株、売買代金概算は1兆3795億円。値上がり銘柄数は545、対して値下がり銘柄数は1232、変わらずは59銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は強弱観対立のなかも目先利益確定の売りが優勢となり、日経平均株価は反落となった。前日の欧米株市場が総じて軟調だったことを受け、リスクを積極的に取りにくい地合いだった。外国為替市場では1ドル=130円台まで急速に円安が進んだものの、円安メリットが見込まれる自動車やハイテクなどの輸出セクターは今一つ精彩を欠いた。一方、電力や鉄鋼株などが買われ全体相場を下支えし、日経平均の下げは小幅にとどまっている。値下がり銘柄数は1200を超え、全体の67%を占めた。

 個別ではレーザーテック<6920>が安く、ソニーグループ<6758>、任天堂<7974>なども売られた。武田薬品工業<4502>も値を下げた。リクルートホールディングス<6098>も軟調。シグマクシス・ホールディングス<6088>が急落、ラクス<3923>などの下げも目立った。半面、ダブル・スコープ<6619>が商いを膨らませ急騰、ファーストリテイリング<9983>も高い。三菱重工業<7011>も上値追いを継続。大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>が大幅高となり、東京電力ホールディングス<9501>や中国電力<9504>など電力株も買いを集めた。

出所:MINKABU PRESS

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