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【市況】注目銘柄ダイジェスト(前場):INPEX、Fスターズ、サンワカンパなど

Fスターズ <日足> 「株探」多機能チャートより

Fスターズ<3687>:852円(+40円)
大幅続伸。同社と理研、九州大学、富士通による共同研究グループが、スーパーコンピュータ「富岳」のフルスペックを用いた測定結果で、大規模グラフ解析に関する性能ランキング「Graph500」のBFS部門において、世界第1位を5期連続で獲得したことが明らかになっている。高い解析技術があらためてクローズアップされる形となり、評価材料につながっているようだ。


IGポート<3791>:1756円 カ -
ストップ高買い気配。グループ会社であるウィットスタジオは、CloverWorks、アニプレックス、集英社との4社共同出資により、アニメーション作品の企画、プロデュースおよび制作を行うJOENを5月30日付けで設立したと発表している。制作スタジオが連携して作品を自らプロデュースし、ビジネススキームを構築することで、新たなアニメの構造の軸を作っていくことを目指すとしている。業容拡大への期待が先行する状況のようだ。


DMG森精機<6141>:1913円(-66円)
大幅反落。野村證券では投資判断を「バイ」から「ニュートラル」に格下げ、目標株価も2600円から2230円に引き下げている。欧州売上比率が5割と高く、現状で変調は現れていないものの、ウクライナ紛争の長期化による欧州経済への影響可能性と不確実性、インフレや金利環境などを考慮すると、妥当バリュエーションを低下させる必要があると指摘している。業績は23年12月期には緩やかな増益へ移行ともしている。


フジクラ<5803>:788円(+25円)
大幅続伸で高値更新。水戸証券ではレーティングを新規に「A」、目標株価を1000円としている。23年5月には新中期計画の公表が予定されており、光配線ソリューションビジネス強化などの成長戦略に注目としている。23年3月期営業利益は430億円で前期比12%増を予想、会社計画上振れを見込んでいる。また、大和証券でも投資判断「2」を継続して、目標株価を780円から920円に引き上げている。


INPEX<1605>:1669円(+88円)
大幅続伸。前日のNY原油相場は休場であったが、時間外取引で価格が上昇する展開になっており、原油高メリット銘柄の同社に買いが向かう状況に。EU首脳はロシア産原油の一部禁輸で合意したとミシェルEU大統領が明らかにしたと伝わっており、需給ひっ迫による原油価格の先高期待が高まっている。ロシアから海上経由でEU加盟国に輸送される原油の購入を禁じる内容で、ロシア産原油輸入の3分の2をカバーするものとされている。


はてな<3930>:1279円(+41円)
大幅に4日続伸。ソフトバンク<9434>のクラウドサービス「ホワイトクラウド ASPIRE」のオプションメニューに、はてなのサーバー監視サービス「Mackerel」が採用され、提供を開始したと発表している。ホワイトクラウド ASPIREは、セキュアなネットワークサービスのほか、データセンターなどと連携可能なサービス。Mackerelは、オンプレミスやマルチクラウドなどの環境に対応したSaaS型サーバー監視サービス。


リファインバスG<7375>:1567円(-28円)
朝高後マイナス転換。産業廃棄物の収集運搬・処分を手掛けるコネクション(東京都足立区)の全株式を取得し、子会社化する基本合意書を締結すると発表している。取得価額は協議中。ケミカルリサイクル事業の拠点とするほか、自社のキャパシティ拡大やマネジメント手法の活用でコネクションの営利業利益率を自社事業と同水準の20%程度に引き上げ、連結業績を向上させる。


サンワカンパ<3187>:695円(+30円)
大幅に4日ぶり反発。3Dプリンター住宅メーカーのセレンディクス(兵庫県西宮市)と「世界最先端の住宅開発に関する基本合意書」を締結し、業務提携すると発表している。日本初の3Dプリンターによる世界最先端の住宅「Sphere(スフィア)」の実現に向けた専用の商品開発などを踏まえてセレンディクスと連携することで、新たな事業シナジーを生み出す狙い。Sphereでは24時間以内に家を建てられるという。
《ST》

 提供:フィスコ

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