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【市況】31日の株式相場見通し=一進一退か、米株休場で手がかり材料難

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 31日の東京株式市場は、強弱観対立のなか前日終値近辺で一進一退の展開か。30日の米国株市場はメモリアルデーの祝日に伴い休場だったたことで、手掛かり材料に欠ける状況にある。ただ、前日の欧州株市場はほぼ全面高商状であったことから、リスクオンの流れは続いている。また前日は中国株や香港株、台湾株などアジア株市場も軒並み高かったことで、目先的には世界同時株高の様相となっていた。6月1日から中国・上海市のロックダウンが事実上解除される見通しにあることが、世界の株式市場にとってポジティブ材料となっている。一方、東京市場は前日に日経平均が600円近い上昇をみせ、率にして2%以上も水準を切り上げていることから、目先利益確定の動きも誘発されやすく、上値は限定的となろう。取引時間中は米株価指数先物やアジア株市場の動向に左右されやすい。

 日程面では、きょうは4月の鉱工業生産指数、4月の失業率、4月の有効求人倍率、4月の自動車輸出、4月の建機出荷、4月の住宅着工統計、5月の消費動向調査など。海外では5月の中国製造業購買担当者景気指数(PMI)及び中国非製造業PMI、5月の独失業率、5月のユーロ圏消費者物価指数(HICP)、5月の米シカゴ購買部協会景気指数、5月の消費者信頼感指数、3月のS&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数など。

出所:MINKABU PRESS

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