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【通貨】英ポンド週間見通し:下げ渋りか、日米金利差拡大の思惑残る


■強含み、日英金利差拡大の思惑強まる

今週のポンド・円は強含み。英国経済の減速懸念は消えていないものの、英中央銀行による追加利上げ観測は後退していないため、日英金利差拡大の思惑が再び強まり、対円でポンドはしっかりとした動きを見せた。ポンド・円は一時161円台後半まで戻す場面があった。原油先物が反発したことも好感されたようだ。取引レンジ:157円44銭-161円86銭。

■下げ渋りか、日米金利差拡大の思惑残る

来週のポンド・円は下げ渋りか。英中央銀行による追加利上げ観測は後退していないこと、日本銀行は現行の金融緩和策を当面維持する方針のため、日英金利差拡大の思惑は残されている。そのため、リスク回避的なポンド売り・円買いがただちに拡大する可能性は低いとみられる。ただ、欧米諸国の株式が下落した場合、リスク回避の円買いが強まり、ポンドは対円で伸び悩む可能性は残されている。

○発表予定の英主要経済指標・注目イベント
・24日:5月S&Pグローバル製造業PMI(4月:55.8)
・24日:5月S&Pグローバルサービス業PMI(4月:58.9)

予想レンジ:157円00銭-162円00銭

《FA》

 提供:フィスコ

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