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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):ライトW、東北新社、網屋

ライトW <日足> 「株探」多機能チャートより
■ライトワークス <4267>  1,943円  +152 円 (+8.5%)  本日終値
 ライトワークス<4267>が大幅反発。19日の取引終了後、同社の学習管理システム(LMS)「CAREERSHIP(キャリアシップ)」が京王電鉄<9008>の学習プラットフォームに採用されたと発表しており、これが好感された。ライトWによると今回の採用は、スキルを可視化するスキルマップなどの「スキル管理」機能が充実していたことや、教材作成機能eStudioの優れたユーザビリティ、LMS導入後の手厚い運用サポートなどが総合的に評価されたという。採用はまず、特定の駅やコールセンターなどを中心とした約500人の社員からスタートし、現在はアルバイト社員を含めた全ての駅の係員など約1500人が利用しており、22年度中には車掌、運転士を加えた2500人まで利用が拡大する予定としている。

■東北新社 <2329>  641円  +34 円 (+5.6%)  本日終値
 東北新社<2329>が急反騰し年初来高値を更新。19日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、営業利益が30億4800万円から41億3500万円(前の期比72.4%増)へ、純利益が24億5000万円から30億6800万円(同3.8倍)へ上振れて着地したようだと発表したことが好感された。売上高は従来予想の529億4400万円から527億5800万円(同0.2%減)へやや下振れたものの、音響字幕制作における受注が堅調に推移したほか、デジタルプロダクション・テレビ配給・ライツの各部門の業績が好調で予想を上回る増益となったことが要因としている。

■網屋 <4258>  1,105円  +52 円 (+4.9%)  本日終値
 網屋<4258>は3日続伸。東京証券取引所が19日の取引終了後、同社株を20日付で貸借銘柄に選定すると発表しており、株式流動性の向上などによる売買活性化への期待から買われたようだ。また、日本証券金融も20日約定分から同社株を貸借銘柄に追加している。

■サイバーリンクス <3683>  1,036円  +30 円 (+3.0%)  本日終値
 サイバーリンクス<3683>は反発。19日の取引終了後、韓国のRAONSECURE(ラオンセキュア)との間でブロックチェーンや分散型ID基盤の電子証明書事業で業務提携したと発表しており、これが好感されたようだ。会社側では、この提携によってラオンセキュアが持つ分散型ID基盤を生かし、公的認定制度に基づくサービスを提供しているトラストサービス事業のさまざまな証明をより広く、安全に流通させることを目指すという。

■ウチヤマHD <6059>  291円  +7 円 (+2.5%)  本日終値
 ウチヤマホールディングス<6059>が3日ぶりに反発。19日の取引終了後、25年3月期に営業利益15億円(22年3月期5億2900万円の赤字)を目指す中期経営計画を発表しており、これを評価した買いが入った。介護事業で特定施設を中心に年間5施設の新規開設や東京都内で老人ホームの開設を目指すという。また、愛の家(障害者支援)事業では年間10カ所の新規開設を目指すとしている。

■エイチワン <5989>  588円  +14 円 (+2.4%)  本日終値
 エイチワン<5989>が反発。午前11時ごろ、日立ハイテク(東京都港区)とリサイクル材料の活用が可能なアルミホットスタンプ部品の量産化に向けて協業を開始すると発表しており、これが好感された。今回の協業では、エイチワンの自動車骨格部品で培った高いプレス技術と、日立ハイテクのアルミホットスタンプの基礎技術、リサイクル材料開発、サプライチェーンを通じて、アルミホットスタンプの量産化に向けた技術開発を推進する。アルミホットスタンプは、アルミ板を加熱し、プレスと同時に急速冷却するプレス技術で、熱間でプレスすることで高い成形性を実現しながら、同時に急速冷却(焼き入れ)をすることで、寸法精度と強度を高めることが可能な点が特徴。エイチワンでは23年度中にアルミホットスタンプ部品の量産供給開始を目指すとしている。

■DDホールディングス <3073>  546円  +12 円 (+2.3%)  本日終値
 DDホールディングス<3073>が続伸。19日の取引終了後に発表した4月度の月次売上高で、既存店売上高が前年同月比85.6%増と5カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。主力の飲食事業の既存店売上高が同92.6%増となったことが牽引した。

■イナリサーチ <2176>  620円  +13 円 (+2.1%)  本日終値
 イナリサーチ<2176>が高い。19日の取引終了後、25年3月期に経常利益4億9700万円(22年3月期推定3億5000万円)を目指す中期経営計画を発表しており、これが好材料視された。各国の創薬力育成強化政策を受けて医薬品開発の需要が拡大しており、当面はこの状況が続くと予想。そのなか、海外市場の更なる開拓と国内ベンチャー支援強化による事業拡大を目指すとしている。

■フルッタフルッタ <2586>  103円  +2 円 (+2.0%)  本日終値
 フルッタフルッタ<2586>が反発。19日の取引終了後、ESG事業の重要な指標であるCO2削減量可視化の取り組みを開始すると発表しており、これが好感された。今回の取り組みでは、6月からオンラインショップサービスを活用した消費者向けに、環境省が推進するエコアクション(環境保護を意識した行動)に特化した全国共通の環境ポイントプログラムであるEAP(エコアクション・ポイント)の付与を予定しているほか、商品パッケージでのCO2削減量表示などの検討も進めているという。これにより、パートナーであるブラジルのトメアス総合農業協同組合が取り入れている農法で、森林農業ともいわれるアグロフォレストリー由来の商品によるCO2削減量が見える化できるようになるとしている。

■ギグワークス <2375>  457円  +7 円 (+1.6%)  本日終値
 ギグワークス<2375>がしっかり。19日の取引終了後、ショッピングカタログ「悠遊生活」を中心とした通販事業を行う悠遊生活(横浜市神奈川区)の全株式を7月1日付で取得し子会社化することで基本合意したと発表しており、これが好材料視された。同時に悠遊生活はトランス・コスモス<9715>が会社分割により設立する新会社「日本直販」の全株式を取得する。一連の株式取得により、ギグワークスは悠遊生活を子会社化、日本直販を孫会社化することになり、500万人を超える両社の顧客に向けて、得意とするギグワーカーを活用した「駆けつけサービス」や「デリバリーサービス」を通じ、購入商品の設置設定・組み立て・利用方法説明などのサービスを提供する。取得価額は現在協議中。なお、同件による業績への影響は精査中としている。

●ストップ高銘柄
 サークレイス <5029>  1,473円  +300 円 (+25.6%) ストップ高   本日終値
 マキュリRI <5025>  1,524円  +300 円 (+24.5%) ストップ高   本日終値
 ペルセウス <4882>  527円  +80 円 (+17.9%) ストップ高   本日終値
 CS-C <9258>  723円  +100 円 (+16.1%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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