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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 2万7000円回復後は利食いに押されるが、支持線水準では押し目狙いのロングに


 日経225先物は11時30分時点、前日比220円高の2万6850円(+0.82%)前後で推移。寄り付きは2万6860円と、シシカゴ日経平均先物清算値(2万6825円)にサヤ寄せする格好からギャップアップで始まった。その後も強いリバウンド基調のなか、9時半過ぎには一時2万7060円まで買われ、5月9日以来の2万7000円を回復。これにより、いったんは目先的な達成感も意識され、買い一巡後は利食いに押されて一時2万6740円まで上げ幅を縮めた。ただし、25日、75日移動平均線が支持線に変わる格好で底堅さは意識されており、前引けにかけて持ち直すと2万6800円水準での推移を継続。

 2万7000円回復後は目先的な達成感から利食いに押されたが、ナイトセッションで突破した25日、75日線が支持線に変わっており、ショートは仕掛けづらい需給状況であり、反対に支持線水準での押し目狙いのロングの動きに向かわせているようだ。一方、グローベックスの米株先物は小幅ながらマイナス圏で推移しているため、改めて2万7000円水準を捉えてくる動きは期待しづらい。ただし、需給状況の改善傾向が見られるなか、短期的にショートを仕掛けてくる局面では、押し目狙いのロングで対応したい。

 なお、NT倍率は先物中心限月で14.27倍と横ばいで推移している。一時14.32倍まで上昇した後は、いったんNTロングの巻き戻しとなったようだ。巻き戻し一巡後は改めてNTロングのポジションを組成する動きを想定しておきたい。

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