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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:三井松島HD、BASE、ルネサス

三井松島HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■三井松島HD <1518>  3,225円  +380 円 (+13.4%)  11:30現在  東証プライム 上昇率3位
 三井松島ホールディングス<1518>の上げ足が止まらない。前日まで2日連続のストップ高で新値街道を走っていたが、きょうも一時値幅制限上限まであと50円に迫る450円高の3295円まで駆け上がる場面があった。時価はリーマン・ショック直前の2008年9月以来、約13年8カ月ぶりの高値圏を走る。市場では「(同社株は)実質的に青空圏で戻り売り圧力がない。きょうは、経産省が電力需給逼迫に関し『注意報』を新設する方針も伝わっており、石炭火力見直しの動きにつながるとの思惑を助長した。また、需給面では前日に日証金で貸株規制が入っており、売り方の撤退が株価上昇を後押しするとの観測もあるようだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。同社の足もとの業績は絶好調で22年3月期営業利益が前の期比4.3倍となる84億1700万円と急拡大しただけでなく、23年3月期も前期比70%増の143億円を見込むなど驚異的な利益成長トレンドにあることも、物色人気を増幅させている。

■BASE <4477>  408円  +29 円 (+7.7%)  11:30現在
 BASE<4477>は大幅続伸している。17日の取引終了後、運営するネットショップ作成サービス「BASE」を利用するネットショップ向けに、商品データをもとにショートムービープラットフォーム「TikTok(ティックトック)」に広告掲載できる拡張機能「TikTok商品連携・広告App」の提供を開始したと発表したことが好感されている。通常、TikTokへ広告を掲載するには自身でTikTok広告アカウントの設定や商品情報の登録を行う必要があるが、「TikTok商品連携・広告App」を利用し、自身のネットショップや販売している商品をTikTokクリエイティブツールと連携することで、自社の商品画像をもとにした動画広告を自動で作成し、TikTok上で掲載することができるようになるという。

■ルネサス <6723>  1,456円  +61 円 (+4.4%)  11:30現在
 ルネサスエレクトロニクス<6723>が買い人気を集め、4日続伸し5日移動平均線から上放れる動きをみせている。同社は17日取引終了後、2014年10月に閉鎖した甲府工場に900億円規模の設備投資を行い、300ミリウエハー対応のパワー半導体生産ラインとして24年に稼働再開を目指すことを発表した。世界的な脱炭素社会への取り組みが加速するなか、電気自動車(EV)を中心にパワー半導体市場は今後大幅な成長を示すことが予想され、その需要獲得に向け生産能力を増強する方針だ。甲府工場での量産開始に伴い、同社のパワー半導体の生産能力は現在の2倍になるとしており、足もとの株価を強く刺激する材料となっている。

■シュッピン <3179>  1,378円  +56 円 (+4.2%)  11:30現在
 シュッピン<3179>が急反騰、今月13日につけた戻り高値1375円を上抜き新波動入りを示唆している。カメラや時計など専門性の高い高級商材の買い取りや販売をネットを軸に展開する。消費関連セクターでも影響を受けにくい業態で、コロナ禍でも収益を急拡大させている。時計はロレックス人気に乗る形でラインアップを強化し業績に反映、22年3月期の営業利益は前の期比95%増の31億4000万円とほぼ倍増し過去最高利益を更新した。AIを活用して顧客が関心の高い商品を導き出し、関連記事を配信する「AIコンテンツレコメンド」の導入で利益性を追求し、23年3月期も収益成長路線を走る。今期営業利益は前期比12%増の35億600万円と2ケタ成長を継続する見通し。

■IHI <7013>  3,445円  +140 円 (+4.2%)  11:30現在
 IHI<7013>が大幅続伸し年初来高値を更新している。17日の取引終了後、相生工場(兵庫県相生市)内の小型燃焼試験設備で、大気汚染物質である窒素酸化物(NOx)を抑制した状態でのアンモニア専焼に成功したと発表しており、これが好材料視されている。新たなエネルギーとして注目されているアンモニアは、多量の窒素分を含んでいるため、燃焼する際にはNOxの排出濃度が上昇する懸念があるほか、難燃性であるため安定燃焼が課題となっていた。同技術では、バーナの構造やアンモニアの供給方法を工夫することで石炭専焼時と同程度にNOxの排出濃度を抑制すると同時に、有毒な未燃アンモニアの発生を抑制するアンモニア専焼に成功したという。今後は、バーナ構造の改善やボイラ性能に与える影響の評価を実施し、25年の専焼バーナの実証試験を目指すとしている。

■シグマクシス <6088>  1,127円  +35 円 (+3.2%)  11:30現在
 シグマクシス・ホールディングス<6088>が続伸している。17日の取引終了後、子会社シグマクシス・インベストメントが地産地消型の木質バイオマス発電所を運用するフォレストエナジー社に出資を行ったと発表しており、これが好材料視されている。フォレストエナジー社は、ウッドチップで稼働するバイオマス発電所の開発からエンジニアリング、資金調達、プラント運営を一気通貫で手掛けており、これまでに国内で4カ所の発電所を開発し、約22メガワットの発電を行っている。なお、出資金額は約2億円としている。

■協和キリン <4151>  2,801円  +74 円 (+2.7%)  11:30現在
 協和キリン<4151>が反発している。同社は17日、主にバイオ医薬品の生産を担う高崎工場(群馬県高崎市)に新たな原薬製造棟を建設すると発表しており、これが好材料視されている。今回建設予定のHB7棟は、独自の抗体技術やタンパク工学を活用したバイオ医薬品の原薬製造に対応し、初期開発治験原薬用のGMP製造設備とパイロット設備の両方を保有。これにより、バイオ医薬品原薬製造の初期プロセス開発から治験原薬の製造までを同一設備構成で実施可能となり、より迅速な治験原薬の供給や速やかな初期開発治験の開始が期待できるとしている。投資額は100億円超となる予定で、24年4月に竣工し、24年6月から準備が完了した設備ごとに順次稼働を開始し、治験原薬製造開始は25年以降を予定しているという。

■レーザーテック <6920>  18,010円  +440 円 (+2.5%)  11:30現在
 レーザーテック<6920>、東京エレクトロン<8035>などをはじめ半導体製造装置関連への買い戻しに弾みがついている。前日の米国株市場では、これまで売り込まれていたハイテク系グロース株へのショートカバーが顕著となり、半導体関連も大きく上値を伸ばす銘柄が多かった。半導体製造装置世界トップメーカーであるアプライド・マテリアルズ<AMAT>は6%近い上昇を示し、フィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)も5%高と急伸をみせた。これを受け、東京市場も同関連株に投資資金が流れ込んでいる。

■メルカリ <4385>  2,166円  +52 円 (+2.5%)  11:30現在
 メルカリ<4385>、JTOWER<4485>など旧マザーズ銘柄の時価総額上位銘柄が高い。マザーズ指数は前週12日に年初来安値を形成した後、リバウンドに転じたが上値の重い展開で、前日もマイナス圏で引けていた。市場では「足もと世界で最も弱い指数がマザーズ指数であり、個人投資家のマインド回復が遅れている理由」(中堅証券マーケットアナリスト)という見方が示されており、今後の動向が注目されている。きょうは、前日のナスダック高も追い風に、グロース上場の時価総額上位銘柄に買いが先行しており、足もとの市場心理改善を示唆している。

■豊田自動織機 <6201>  8,290円  +190 円 (+2.4%)  11:30現在
 豊田自動織機<6201>が3日ぶりに反発している。17日の取引終了後、北米でのエンジン式フォークリフトの出荷を再開したと発表しており、これが好感されている。同社では、北米で販売するエンジン式フォークリフト(LPG車及びガソリン/LPG併用車)について、米国の法定エンジン認証取得に遅れが生じたため、米国生産拠点における生産・出荷を停止していたが、主力機種である小型LPG車のエンジン認証を取得したことで、現地時間5月12日に出荷を再開したという。なお、同件による23年3月期業績予想に変更はないとしている。

■日本航空 <9201>  2,221円  +47 円 (+2.2%)  11:30現在
 日本航空<9201>、ANAホールディングス<9202>がいずれも4日続伸と上げ足を強めている。きょうは業種別騰落でも「空運」は33業種中で一時値上がり率2位に入る人気となった。新型コロナウイルスの感染拡大に歯止めがかかっていることから、岸田政権では6月から水際対策を緩和する方針にあるが、そうしたなか官公庁は17日に、外国人観光客の受け入れ再開に向けて今月中に実証事業を開始することを発表している。これを受け空運セクターにとっては収益環境の改善が期待できるとの思惑から買い戻しが続いている。

■淺沼組 <1852>  5,320円  +90 円 (+1.7%)  11:30現在
 淺沼組<1852>が反発している。17日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されている。上限を2万5000株(発行済み株数の0.31%)、または1億円としており、取得期間は5月18日から31日まで。株主還元の充実及び資本効率の向上を図るためとしている。

■三菱UFJ <8306>  720.5円  +3.4 円 (+0.5%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>や三井住友フィナンシャルグループ<8316>、みずほフィナンシャルグループ<8411>といったメガバンクが高い。17日の米国市場で10年債利回りが前の日に比べ0.107%高い2.988%に上昇した。この金利上昇を受け、利ザヤ拡大期待からJPモルガン<JPM>やシティグループ<C>などの大手銀行株が上昇。この流れのなか、東京市場でも大手銀行株に買いが流入している。

■ソフトバンクグループ <9984>  5,145円  +23 円 (+0.5%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が4日続伸。前日の米国株市場ではナスダック総合株価指数が300ポイント超の上昇で反発に転じており、米ハイテク株への積極投資で知られる同社株にとってポジティブ材料となっている。また、同社が出資する中国電子商取引最大手のアリババ<BABA>も前日の米株市場(ADR)で6%を超える上昇で底入れの動きをみせたことも、買い安心感につながっている。前週12日に発表した22年3月期決算は最終損益が過去最大の赤字となったが、株価は決算発表前に大きく売り込まれていたことで、アク抜け感からの買い戻しでフシ目の5000円台を回復した。自社株買いに対する思惑も株価反転の足掛かりとなっている。ただ、直近データで信用買い残が再び増勢となっており、5000円台前半は依然として戻り売り圧力が意識されている。買い一巡後は米株価指数先物の動きなどに左右される可能性がある。

■鴻池運輸 <9025>  1,139円  +2 円 (+0.2%)  11:30現在
 鴻池運輸<9025>が反発している。17日の取引終了後、海上輸出入業務のオンライン支援サービス「KBX」の提供を開始したと発表したことが好感されている。「KBX」は、輸出・輸入業務に関わる手配の依頼から見積もり、進捗確認、手配完了までの情報のやりとりをWebとチャットで完結する包括的な国際物流業務支援サービス。まず、「手配依頼」「進捗確認」「手配完了」のサービスを開始し、8月以降に「見積もり」の開始と、更に航空輸送における同サービスも提供する予定としている。

■イントランス <3237>  94円  +30 円 (+46.9%) ストップ高   11:30現在
 イントランス<3237>は急反騰している。17日の取引終了後、子会社イントランスホテルズアンドリゾーツ(東京都渋谷区)が、ホテルやリゾートなどを世界23カ国で展開しているバンヤンツリー・グループの日本法人Banyan Tree Japanとホテル運営事業を手掛ける合弁会社を設立すると発表しており、これが好感されている。合弁会社ジャパンホテルオペレーションズは、イントランスH&R50%、Banyan Tree Japan50%の出資で設立。バンヤンツリー・グループのブランドの合同運営やホテルプロジェクト開発などを行う予定だ。なお、23年3月期業績への影響は業績予想に織り込み済みとしている。

■日医工 <4541>  408円  +80 円 (+24.4%) ストップ高   11:30現在
 日医工<4541>が急反騰局面に移行しており、連日のストップ高で上値を追う展開となっている。同社は2021年3月にジェネリックの品質不正の発覚に伴い業務停止命令を受けて以降、収益が悪化していたが、前週末13日の取引開始前に事業再生ADRを申請し受理されたことを発表し、売りが殺到する展開となっていた。ただ、連続ストップ安を交え週明けまでの3営業日で68%の暴落をみせており、空売りの買い戻しによって前日は値幅制限上限の80円高に買われ328円まで水準を戻していた。きょうも買い戻しの動きが継続しているほか、短期値幅取り狙いの投機性が強い資金の参戦もあって、気配値のまま株価を上昇させる展開となっている。なお、同社株は12日付で日証金から貸株規制がかかっている。

■シリコンスタジオ <3907>  1,056円  +156 円 (+17.3%) ストップ高買い気配   11:30現在
 シリコンスタジオ<3907>はストップ高の1056円水準でカイ気配となっている。17日の取引終了後、米エヌビディア<NVDA>が結成した「NVIDIA Omniverse Partner Council Japan(エヌビディア・オムニバース・パートナー・カウンシル・ジャパン)」に参画したと発表しており、これを好感した買いが入っている。「オムニバース・パートナー・カウンシル」は、仮想世界を作成、接続するためのエヌビディア社のシミュレーションエンジン「NVIDIA Omniverse」関連ソリューションの情報共有によるナレッジの蓄積と向上、エコシステムの構築、プロモーションや啓蒙活動などにより、「NVIDIA Omniverse Enterprise」の市場開拓と普及の推進を目的として、ハード/ソフトウェアベンダーやインテグレーター、デベロッパーなど国内37社(22年5月時点)が参加する団体。同社は、これまでの経験と蓄積されたナレッジを生かすことで、Omniverseを活用したデジタルツイン環境やメタバース環境の構築を支援するとしている。

●ストップ高銘柄
 キトー <6409>  2,580円  +500 円 (+24.0%) ストップ高買い気配   11:30現在
 東京通信 <7359>  646円  +100 円 (+18.3%) ストップ高   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 三協フロンテア <9639>  4,215円  -700 円 (-14.2%) ストップ安   11:30現在
 以上、1銘柄

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