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【市況】16日の株式相場見通し=続伸、米株大幅高を好感も上値は限定的か

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 16日の東京株式市場は、リバウンド局面が継続し日経平均株価は続伸しそうだ。前週末の米国株市場は自律反発局面に移行し、NYダウが7日ぶりに切り返すなど主要株価指数が揃って上昇、特にハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数は3.8%高と上昇率が際立った。アマゾン・ドット・コム<AMZN>をはじめここ調整色を強めていたGAFAMが買い戻されたほか、エヌビディア<NVDA>が9%を超える急伸をみせるなど半導体関連株が買いを集め、全体相場を押し上げる形となった。東京市場でもこの流れを引き継ぎ、主力株を中心に上値を追う銘柄が多くなりそうだ。企業の決算発表も前週末に1200社以上が行われ、ほぼ一巡したことから買い手控えムードも後退、好決算銘柄に物色の矛先が向きやすい。ただし、日経平均は前週末に米国株市場に先立って678円高と大きく上値を伸ばしていたこともあって、その分上値が重くなる可能性がある。2万6000円台後半は目先筋の利益確定売りや戻り売り圧力も意識されそうだ。

 13日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比466ドル36セント高の3万2196ドル66セントと7日ぶり反発。ナスダック総合株価指数は同434.040ポイント高の1万1805.002だった。

 日程面では、きょうは4月の工作機械受注など。海外では4月の中国工業生産、4月の中国小売売上高、3月のユーロ圏貿易収支、5月の米ニューヨーク連銀製造業景況指数など。なお、シンガポール、タイ、マレーシア、インドネシア市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

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