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【市況】東京株式(前引け)=反落、米インフレ警戒とアジア株安を嫌気

日経平均 <1分足> 「株探」多機能チャートより
 12日前引けの日経平均株価は前営業日比220円96銭安の2万5992円68銭と反落。前場のプライム市場の売買高概算は7億213万株、売買代金概算は1兆5678億円。値上がり銘柄数は615、対して値下がり銘柄数は1135、変わらずは85銘柄だった。

 きょう前場の東京株式市場は、前日の米国株市場でNYダウなど主要株価指数が揃って下値模索の展開となったことを引き継ぎ、リスク回避目的の売りに晒される格好となった。4月の米CPI発表を受けて米インフレに対する警戒感が拭えず、ハイテク株をはじめ広範囲に売りが及んでいる。中国を除きアジア株が安く推移していることや、外国為替市場で円高方向に振れたこともあって、日経平均の下げ幅は一時500円を超える場面があったが、売り一巡後は値ごろ感からの押し目買いや買い戻しが入り下げ渋った。前引け段階で値下がり銘柄数は全体の6割強を占めている。

 個別では、売買代金断トツとなったレーザーテック<6920>だが株価は大幅安。ソフトバンクグループ<9984>も大きく下げた。ファーストリテイリング<9983>、キーエンス<6861>など値がさ株が下落、オリエンタルランド<4661>も売られた。SREホールディングス<2980>は急落した。半面、ソニーグループ<6758>が堅調、オリンパス<7733>が物色人気。ダイキン工業<6367>も値を上げた。日本製鋼所<5631>、OATアグリオ<4979>が一時ストップ高に買われたほか、シュッピン<3179>も急騰、Jパワー<9513>も値を飛ばした。

出所:MINKABU PRESS

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