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【材料】エレクトロニック・アーツが上昇 低調な決算も評価は上々=米国株個別

 ゲーム開発のエレクトロニック・アーツ<EA>が上昇。前日引け後に1-3月期決算(第4四半期)を発表し、1株利益は予想を上回ったものの、売上高は予想を若干下回った。2023年度のガイダンスも公表し、第1四半期の売上高は予想を下回る見通しを示している。

 同社は業界全体の低迷と昨年秋の「バトルフィールド」の失敗の影響を受け続けている。今年はまだ大型タイトルを発売しておらず、「バトルフィールド2042」からの余波をまだ引きずったままの状態。

 ただ、低調な決算ではあったものの、アナリストからの評価は上々。クリーンなバランスシート、一貫して力強いフリーキャッシュフローの生成、そして、フランチャイズの安定性により、同社は市場の変動を克服できる体制にあるとの評価が出ている。また、結果は概ね予想通りで、為替とロシアの逆風を調整すれば、成長は前四半期に示されたガイダンスのレンジを超えるとの指摘も聞かれた。

(1-3月・第4四半期)
・1株利益(調整後):1.46ドル(予想:1.42ドル)
・売上高:17.5億ドル(予想:17.7億ドル)
  ライブサービス・その他:13.9億ドル(予想:14.9億ドル)
  ゲーム:4.38億ドル(予想:2.85億ドル)
・営業キャッシュフロー:4.44億ドル(予想:6.23億ドル)

(4-6月・第1四半期見通し)
・売上高:12.0~12.5億ドル(予想:14.5億ドル)

(通期見通し)
・売上高:79~81億ドル(予想:80億ドル)
・営業キャッシュフロー:16.0~16.5億ドル(予想:23.3億ドル)

(NY時間10:13)
エレクトロニック・アーツ<EA> 122.14(+10.54 +9.44%)

MINKABU PRESS編集部 野沢卓美

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