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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(2):Vコマース、エディオン、サイバー

Vコマース <日足> 「株探」多機能チャートより
■愛三工業 <7283>  706円  +55 円 (+8.5%)  本日終値
 27日に決算を発表。「今期経常は2%増益、1円増配へ」が好感された。
 愛三工業 <7283> [東証P] が4月27日大引け後(15:20)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比2.1倍の102億円に急拡大し、23年3月期も前期比2.4%増の105億円に伸びる見通しとなった。
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■メタウォーター <9551>  2,157円  +165 円 (+8.3%)  本日終値
 27日に決算を発表。「前期経常が上振れ着地・今期は6%増益へ」が好感された。
 メタウォーター <9551> [東証P] が4月27日大引け後(15:00)に決算を発表。22年3月期の連結経常利益は前の期比20.8%減の87.5億円になったが、従来予想の74億円を上回って着地。23年3月期は前期比6.3%増の93億円に伸びる見通しとなった。5期連続増収になる。
  ⇒⇒メタウォーターの詳しい業績推移表を見る

■クラボウ <3106>  1,786円  +133 円 (+8.1%)  本日終値
 クラボウ<3106>は急伸。27日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が1310億円から1320億円へ、営業利益が58億円から75億円へ、純利益が43億円から56億円へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。繊維事業で、新型コロナウイルスの感染拡大による東南アジアでのサプライチェーン混乱が早期に回復したことに加えて、タイ及びブラジルの海外子会社が順調に推移したことが要因という。また、半導体製造装置向け樹脂加工品の好調推移や、半導体洗浄装置の大型案件で早期検収があったことも寄与した。なお、会計基準変更に伴い、前の期との比較はない。あわせて業績上振れに伴い、60円を予定していた期末一括配当は70円(前の期60円)にすると発表した。

■バリューコマース <2491>  3,845円  +275 円 (+7.7%)  本日終値
 バリューコマース<2491>が7%を超える上昇で25日移動平均線を上に抜けてきた。アフィリエイト広告の大手で、オンラインモールのストア向けCRMツールも収益成長に大きく貢献している。27日取引終了後に発表した22年12月期第1四半期決算は営業利益が前年同期比31%増の23億5600万円と大幅な伸びを達成しており、これを評価する形で買いを呼び込んだ。PERは20倍台とやや高いものの、トップラインの伸びが顕著で22年12月期も2ケタ増収が見込まれており、ビジネスモデルに対する成長期待が強い。

■エディオン <2730>  1,170円  +81 円 (+7.4%)  本日終値
 エディオン<2730>はカイ気配で始まり大幅高となった。西日本を地盤に全国展開する家電量販店で、キッチンや台所など水回り中心にリフォーム事業にも力を入れている。27日取引終了後、ニトリホールディングス<9843>と資本・業務提携することを発表、これがポジティブサプライズとなり株価を強く刺激する形となった。実質筆頭株主のLIXILが保有するエディオン株をニトリが取得するなどで、8.6%を取得する。これに伴い店舗開発や商品など業務面でも連携を図り、エディオンにとって業容拡大が見込めるとの期待から買いを誘っている。

■おきなわFG <7350>  2,223円  +153 円 (+7.4%)  本日終値
 おきなわフィナンシャルグループ<7350>は大幅高で6日ぶりに反発。この日の寄り付き前、集計中の22年3月期連結業績について、経常収益が496億円から504億円へ、経常利益が63億円から79億円へ、純利益が35億円から50億円へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。21年10月設立のため前年との比較はないが、子会社沖縄銀行において資金利益が想定を上回ったことや、与信費用及び経費が抑制できたことが要因としている。 

■サイバーエージェント <4751>  1,386円  +94 円 (+7.3%)  本日終値
 サイバーエージェント<4751>は急反発。27日の取引終了後、未定としていた22年9月期連結業績予想について、売上高7000億円(前期比5.0%増)、営業利益700億円(同32.9%減)、純利益250億円(同39.8%減)と減益を見込むが、期末一括配当予想は前期比3円増の14円にすると発表したことが好感された。第2四半期まで主力3事業の業績は好調に推移しているが、新しい未来のテレビ「ABEMA」への先行投資を継続するほか、利益率の高いゲーム事業において、前期大型ヒットの反動を織り込むとしている。なお、同時に発表した第2四半期累計(21年10月~22年3月)決算は、売上高3621億9200万(前年同期比23.0%増)、営業利益455億2700万円(同38.2%増)、純利益171億5500万円(同25.3%増)だった。

■日東工器 <6151>  1,509円  +97 円 (+6.9%)  本日終値
 日東工器<6151>は大幅高で3日ぶりに反発。午前10時ごろ、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が245億6000万円から252億8000万円(前の期比12.2%増)へ、営業利益が28億4000万円から33億5000万円(同60.2%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。販促費などの経費削減が寄与したという。なお、白河日東工器の固定資産の減損損失を計上したため、純利益は20億4000万円から19億2000万円(同24.0%増)へ下振れたという。

■小森コーポレーション <6349>  739円  +47 円 (+6.8%)  本日終値
 小森コーポレーション<6349>は大幅反発。27日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が860億円から876億円(前の期比22.0%増)へ、営業利益が15億円が23億円(前の期23億3200万円の赤字)へ、純利益が39億円から64億円(同20億6800万円の赤字)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。売上高の増加に加え、販売費が想定より抑制できたことが要因。また、為替相場が円安に進んだことにより為替差益を営業外収益として計上することも寄与した。あわせて、5月20日付で自社株140万1600株(発行済み株数の2.40%)を消却すると発表しており、これも好材料視された。消却後の発行済み株数は5689万740株となる予定だ。

■中国銀行 <8382>  956円  +59 円 (+6.6%)  本日終値
 27日に業績修正を発表。「前期経常を3%上方修正」が好感された。
 中国銀行 <8382> [東証P] が4月27日大引け後(15:30)に業績修正を発表。22年3月期の連結経常利益を従来予想の251億円→258億円(前の期は212億円)に2.8%上方修正し、増益率が18.1%増→21.4%増に拡大する見通しとなった。
  ⇒⇒中国銀行の詳しい業績推移表を見る

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