【市況】２５日の株式相場見通し＝大幅続落か、米株波乱を受けリスク回避の売り

　２５日の東京株式市場は、主力株を中心に幅広くリスク回避目的の売りが広がり、日経平均株価は大幅続落し２万６０００円台後半に水準を切り下げる展開となりそうだ。前週末の米国株市場ではＮＹダウが続急落し、下げ幅は一時１０００ドルを超える場面もあった。また、ハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数も大幅安で３日続落となった。ＦＲＢによる金融引き締め政策のピッチが速まることへの警戒感が強まり、全面安に近い商状となった。引き締めによる景気減速への影響を懸念するムードが広がるなか、ＮＹダウの下落率は今年に入って最大となっている。これを受け東京市場でも市場センチメントの悪化は避けられず、投資家のリスク回避姿勢が強まりそうだ。日経平均は前週後半に２５日移動平均線と７５日移動平均線のゴールデンクロスを示現していたが、買いが続かず足もとでは米国株主導で再び下値リスクが意識される状況となっている。

　２２日の米国株式市場では、ＮＹダウ平均株価が前営業日比９８１ドル３６セント安の３万３８１１ドル４０セントと大幅続落。ナスダック総合株価指数は同３３５．３５９ポイント安の１万２８３９．２９３だった。

　日程面では、きょうは３月の企業向けサービス価格指数、３月の外食売上高、３月の外食売上高など。海外では４月の独Ｉｆｏ企業景況感指数など。なお、オーストラリア、ニュージーランド市場は休場。

出所：MINKABU PRESS