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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):GRCS、ベビカレ、塩水糖

GRCS <日足> 「株探」多機能チャートより
■GRCS <9250>  4,865円  +295 円 (+6.5%)  本日終値
 GRCS<9250>が続急伸。19日の取引終了後、同社が開発・提供するサイバーセキュリティーリスク管理クラウドサービスの「CSIRT MT.mss」について、セキュリティー関連ソリューションを手掛けるユービーセキュア(東京都中央区)と販売代理店契約を締結したと発表しており、好材料視された。今回の代理店契約締結で両社は、「CSIRT MT.mss」とユービーセキュアが販売するクラウド型脆弱性管理ソリューションの「Tenable.io」(開発元:米テナブル社)を連携させて提供するという。これにより継続的な脆弱性スキャンと検知した脆弱性への対応管理を抜け漏れなく実施することが可能になるとしている。

■ベビーカレンダー <7363>  2,603円  +150 円 (+6.1%)  本日終値
 ベビーカレンダー<7363>が急反発。政府提出のこども家庭庁設置法案が19日、衆院本会議で審議入りしたことを受けて、関連銘柄の代表格として関心が高まっているようだ。こども家庭庁の設置は、内閣府や厚生労働省がそれぞれ担っていた子ども政策の担当部署を移管して政策決定を一元化し、子育て支援や少子化対策などの司令塔とするのが狙いで、23年4月の発足を目指しているという。

■塩水港精糖 <2112>  219円  +10 円 (+4.8%)  本日終値
 塩水港精糖<2112>が高い。19日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が233億円から251億円(前の期比6.0%増)へ、営業利益が4億5000万円から8億1000万円(同17.5%減)へ、純利益が3億7000万円から6億2000万円(同20.0%減)へ上振れて着地したようだと発表しており、これを好感した買いが入った。精糖事業で外食産業向けや土産品向けの販売が回復基調に転じたことが要因。また、適正な価格で原糖買い付けを行ったことや、製造コストの低減に努めたことも奏功した。

■アサカ理研 <5724>  1,628円  +65 円 (+4.2%)  本日終値
 アサカ理研<5724>が大幅続伸。全体相場は日経平均がプラス圏で推移しているものの2万7000円台前半では戻り売り圧力が強く、足もと中小型株をピンポイントで物色する動きがみられる。そのなか、同社はここ市況高騰が続く金関連の一角として注目が集まっている。NY金先物価格は前日こそ上昇一服となったが、今月に入ってから上昇基調を再び強めており、引き続き不透明感の強いウクライナ情勢を横にらみになお先高観測が強い。同社は貴金属回収・精錬を主力としており、金や銀などの市況上昇に伴い商機が高まっている。株式需給関係も良く、2月下旬に急動意をみせてからは、典型的な25日移動平均線をサポートラインとする下値切り上げ波動を形成している。

■第一稀元素化学工業 <4082>  1,006円  +39 円 (+4.0%)  本日終値
 第一稀元素化学工業<4082>は3日続伸。19日の取引終了後、集計中の22年3月期連結業績について、売上高が292億円から293億6000万円(前の期比25.1%増)へ、営業利益が30億円から38億円(同88.6%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好感された。1~3月期における、コロナ禍からの回復基調の継続に加え、主原料価格の高騰による販売単価の上昇が要因としている。また、それまでに積み増しを行った在庫の消化が進んだことも寄与する。なお、1~3月期に特別損失の計上及び繰延税金資産の取り崩しを行うことにより純利益は28億円から16億2000万円(同31.2%増)へ下振れた。

■Fインタ <7050>  2,914円  +110 円 (+3.9%)  本日終値
 フロンティアインターナショナル<7050>が大幅高で4日ぶりに反発。19日の取引終了後、未定としていた22年4月期の期末一括配当予想を90円(前期24円)にすると発表したことが好感された。

■エコス <7520>  1,903円  +63 円 (+3.4%)  本日終値
 エコス<7520>が4日ぶりに反発。19日の取引終了後に自社株買いを実施すると発表しており、これが好感された。上限を30万株(発行済み株数の2.58%)、または6億円としており、取得期間は22年4月25日から23年4月24日まで。資本効率の向上及び経営環境の変化に対応した機動的な資本政策のためという。

■シンワワイズ <2437>  504円  +16 円 (+3.3%)  本日終値
 Shinwa Wise Holdings<2437>が商いを膨らませ上げ足を加速、3月31日につけた年初来高値501円を上抜き新高値に買われた。ここ継続的な資金の流入が観測され、全体相場に流されない強い動きを続けている。美術品の公開オークションの企画・運営で業界最大手に位置し、NFTの生成・販売事業にも傾注している。業績面も22年5月期は高額品の出品・落札が好調で収益を押し上げる構図となっている。きょうは後場寄り早々に売買高も60万株を超えており、物色人気が増幅されている。

■ダイセキS <1712>  1,038円  +31 円 (+3.1%)  本日終値
 ダイセキ環境ソリューション<1712>が続伸。19日の取引終了後、豊田通商<8015>を通じて、名古屋港の船舶向けにバイオディーゼル燃料を供給したと発表しており、これが好感された。今回供給されたバイオ燃料は、ダイセキSと豊田通商が連携し、国内のトヨタ自動車<7203>グループや豊田通商グループ企業から回収した廃食油を原料として使用したもの。日本郵船<9101>の関連会社である三洋海事が運航するタグボート向けに、岸壁・桟橋に係留中もしくは錨泊中の船舶に燃料供給船が接舷(横付け)して燃料を供給するShip to Ship方式で供給され、この方式によるバイオ燃料の供給は国内初の試みという。

■レナサイエンス <4889>  410円  +12 円 (+3.0%)  本日終値
 レナサイエンス<4889>は大幅高で5日ぶり反発。日本医療研究開発機構(AMED)はきょう、令和4年度「医工連携イノベーション推進事業(開発・事業化事業)」の採択課題を公表。なかで、レナが申請した課題が採択されていることから、これを材料視した買いが入ったようだ。今回採択された課題は、「糖尿病患者のインスリン投与量を予測する人工知能(AI)の開発」。製造販売企業がレナ、分担機関が東北大学となっている。

●ストップ高銘柄
 Birdman <7063>  2,005円  +400 円 (+24.9%) ストップ高   本日終値
 アースインフィニティ <7692>  1,604円  +300 円 (+23.0%) ストップ高   本日終値
 サイバーステップ <3810>  434円  +80 円 (+22.6%) ストップ高   本日終値
 ジィ・シィ企画 <4073>  971円  +150 円 (+18.3%) ストップ高   本日終値
 MCPs <4360>  719円  +100 円 (+16.2%) ストップ高   本日終値
 など、6銘柄

●ストップ安銘柄
 オウケイウェイヴ <3808>  198円  -80 円 (-28.8%) ストップ安売り気配   本日終値
 以上、1銘柄

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