市場ニュース

戻る
 

【材料】<動意株・14日>(前引け)=コメダ、シンワワイズ、コシダカHD

コメダ <日足> 「株探」多機能チャートより
 コメダホールディングス<3543>=大幅高で続伸。13日の取引終了後、23年2月期の連結決算(国際会計基準)は、最終利益が53億6000万円(前期比8.6%増)になりそうだと発表。これを好材料視する買いが入っている。東日本や西日本エリア、台湾を中心に積極出店を続けるなか、新型コロナウイルス感染症による影響からの業績回復が継続する。売上高は前期比11.1%増の370億円に伸びる計画だ。併せて、年間配当を前期比1円増の52円に増配する方針としたほか、5万株または1億円を上限とする自社株買いの実施を発表したことも好感されている。なお、同時に発表した22年2月期の同利益は49億3400万円(前の期比37.4%増)だった。

 Shinwa Wise Holdings<2437>=再浮上。3月末ザラ場に501円の年初来高値形成後、同日に大陰線を引いて調整局面に移行していたが、25日移動平均線をサポートラインに下げ渋り、きょうは売り物を吸収してリバウンドを鮮明としている。美術品公開オークションの企画・運営の業界最大手で、時流を捉え投資サロンやアートファンドの組成にも積極的に取り組む。業績面でも今期は高額品の出品・落札が好調で利益に貢献している。13日取引終了後に、これまで非開示だった22年5月期の業績予想を発表、営業利益は前期比91%増の4億200万円、最終利益は同8.2倍の1億8800万円を見込んでおり、これを評価する形で投資資金が再流入している。

 コシダカホールディングス<2157>=上昇加速で年初来高値更新。前日は安く始まったものの下ヒゲ陽線で切り返しており、きょうは一段の上値をうかがう展開にある。カラオケ店を全国でチェーン展開するが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響が一巡し、業績は回復色が強い。13日取引終了後に22年8月期業績予想の修正を発表、消費者のリベンジ需要が顕在化するなか、経常利益は従来予想の44億5900万円から53億8000万円(前期は30億9200万円の赤字)に大幅増額しており、これを評価する買いを引き寄せている。

※未確認情報が含まれる場合があります。株式の売買は自己責任に基づいて、ご自身でご判断ください。

出所:MINKABU PRESS

株探からのお知らせ

    日経平均