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【注目】本日注目すべき【好決算】銘柄 エルテス、コシダカHD、アダストリア (13日大引け後 発表分)

エルテス <日足> 「株探」多機能チャートより

 13日の大引け後に決算を発表した銘柄のなかから、業績好調や配当増額など市場で評価される可能性の高い銘柄を取り上げた。

 エルテス <3967> [東証G]  ★今期経常は91%増で3期ぶり最高益更新へ
 ◆22年2月期の連結経常損益は9400万円の黒字(前の期は3億5700万円の赤字)に浮上して着地。続く23年2月期の同利益は前期比91.5%増の1億8000万円に拡大し、3期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。
  前期は主力のデジタルリスク事業でソーシャルリスクサービスや内部脅威検知サービスが堅調に推移したほか、継続してきた体制見直しや内製化など提供コストの削減が奏功した。今期はデジタル化の進展によってセキュリティへの関心が高まるなか、デジタルリスク事業で顧客基盤と収益基盤の強化に注力する。また、成長分野のAIセキュリティ事業では規模拡大や警備業界へのプロダクト展開を目指す方針。

 コシダカHD <2157> [東証P]  ★今期経常を21%上方修正
 ◆22年8月期の連結経常損益を従来予想の44.5億円の黒字→53.8億円の黒字(前期は30.9億円の赤字)に20.7%上方修正。昨年度に関連する新型コロナ感染拡大防止協力金の地方自治体からの支払いが進んだことが上振れの要因となる。

 アダストリア <2685> [東証P]  ★今期経常は22%増益へ
 ◆22年2月期の連結経常利益は前の期比2.7倍の81.6億円に急拡大して着地。続く23年2月期も前期比22.5%増の100億円に伸びる見通しとなった。今期は経済が緩やかに正常化へ向かうなか、単体売上高は前期比9.2%増を計画。連結では2月に買収したゼットン <3057> [名証N]なども寄与し、14.1%の増収を見込む。在庫コントロールによる値引率の低減などで採算が改善することも増益につながる。

 Rフィールド <2910> [東証P]  ★今期期末配当を20円増額修正
 ◆22年4月期の期末配当を従来計画の11円→31円(前年同期は11円)に大幅増額修正した。普通配当11円に、創業50周年記念配当20円を上積みする。

 カワサキ <3045> [東証S]  ★今期最終を一転73%増益に上方修正・15期ぶり最高益、配当も10円増額
 ◆22年8月期の最終利益(非連結)を従来予想の1億7300万円→8億2200万円に4.8倍上方修正。従来の63.6%減益予想から一転して73.1%増益を見込み、一気に15期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。賃貸・倉庫事業でカワサキ天理倉庫を売却したことに伴い、売却益9億円が発生することが利益を押し上げる。
  併せて、今期の年間配当を従来計画の40円→50円(前期は50円)に増額修正した。

 ネットイヤー <3622> [東証G]  ★前期経常を一転20%増益に上方修正
 ◆22年3月期の経常利益(非連結)を従来予想の1.3億円→2億円に47.5%上方修正。従来の18.7%減益予想から一転して19.9%増益見通しとなった。売上高は計画を下回ったものの、大型プロジェクトの効率的な運営などで稼働率が向上したことが利益を押し上げた。

 ネクスG <6634> [東証S]  ★12-2月期(1Q)経常は5.9億円の黒字に浮上
 ◆22年11月期第1四半期(21年12月-22年2月)の連結経常損益は5.9億円の黒字(前年同期は2.1億円の赤字)に浮上して着地。一部暗号資産を売却したことで、暗号資産・ブロックチェーン事業の営業利益が前年同期の0.2億円から7.6億円に急拡大したことが寄与。

 ADプラズマ <6668> [東証S]  ★今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ
 ◆22年8月期上期(21年9月-22年2月)の連結経常利益は前年同期比2.7倍の12.9億円に急拡大し、従来予想の9億円を上回って着地。半導体メーカーの活発な設備投資が続くなか、生産能力の増強で需要を取り込み、60.3%の大幅増収を達成した。売上総利益率の改善に加え、円安進行で為替差益が発生したことも利益拡大につながった。
  併せて、通期の同利益を従来予想の20億円→24億円に20.0%上方修正。増益率が72.4%増→2.1倍に拡大し、従来の4期ぶりの過去最高益予想をさらに上乗せした。

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