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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 節目の2万6500円を割り込み、ヘッジ対応のショートが強まる


 日経225先物は11時30分時点、前日比370円安の2万6450円(-1.37%)前後で推移。寄り付きは2万6630円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6730円)を下回り、支持線として意識されていた25日移動平均線を割り込んで始まった。売り一巡後は2万6520円~2万6680円辺りでもみ合う動きも見られたが、前場半ばに節目の2万6500円を割り込むと、ヘッジ対応のショートが強まり、2万6400円まで下落幅を広げた。

 日経225先物は寄り付きの時点であっさり25日線を割り込み、その後の戻りの鈍さからヘッジ対応のショートが強まったようだ。グローベックスの米株先物はNYダウ先物、ナスダック100先物ともにマイナス圏で推移。指数インパクトの大きい値がさ株の弱い値動きによって、NT倍率は先物中心限月で一時25日線水準が位置する14.13倍に低下した。

 なお、米国務省はロックダウンが継続している中国・上海市に滞在する全ての非緊急の政府職員とその家族に対して退去を命令したようだ。また、ロシア軍による攻勢が続くウクライナ南東部のマリウポリで化学兵器が使用された可能性があると報じられていることもあり、リバウンド機運は高まりづらい。2万6500円辺りでは強弱感が対立しやすく、短期筋のショートカバーは意識されるものの、地合いとしては戻り売りでのショートスタンスに向かいそうだ。

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