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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(1):ベル24HD、アステラス、ビックカメラ

ベル24HD <日足> 「株探」多機能チャートより
■ベル24HD <6183>  1,519円  +106 円 (+7.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率トップ
 ベルシステム24ホールディングス<6183>が4日続伸し、年初来高値を更新した。同社は6日取引終了後に、23年2月期通期の連結業績予想を公表。営業利益見通しを前期比5.8%増の140億円としていることや、年間配当を前期比6円増配の60円とする方針を示していることが好感されたようだ。売上収益は同1.0%増の1480億円となる見通し。同社はコールセンターのCRM(顧客管理システム)事業が主力で、クライアントの旺盛なアウトソース需要の高まりを見込んでいる。なお、22年2月期通期の連結決算は売上収益が前の期比7.9%増の1464億7900万円、営業利益が同12.2%増の132億3400万円で着地した。

■アステラス製薬 <4503>  2,008円  +110 円 (+5.8%)  本日終値  東証プライム 上昇率3位
 アステラス製薬<4503>が大幅高となっているほか、中外製薬<4519>や武田薬品工業<4502>、第一三共<4568>、塩野義製薬<4507>など医薬品株が総じて高い。業種別騰落率で「医薬品」は33業種中値上がり率トップとなっている。前日6日の米国株市場では、米金融引き締め加速への警戒感から全体相場は下落した一方、ファイザー<PFE>やジョンソン・エンド・ジョンソン<JNJ>などディフェンシブセクターの医薬品株は上昇した。この流れを受け、きょうの東京市場でも主力株を中心に軟調展開となるなかで、医薬品株には買いが入っている。

■ビックカメラ <3048>  1,148円  +60 円 (+5.5%)  本日終値  東証プライム 上昇率5位
 ビックカメラ<3048>は4日続伸で年初来高値を更新した。6日の取引終了後、22年8月期の連結業績予想について、営業利益を157億円から178億円へ、純利益を88億円から95億円へ上方修正しており、これが好感された。上期は新型コロナウイルスの感染拡大を背景に都市型のビックカメラにおいて伸び悩んだが、郊外型のコジマ<7513>において、消費者の行動変容もあり計画比好調に推移した。こうしたなか、今後の市場環境の不透明感から売上高は従来予想の8060億円を据え置いたが、コジマにおける売上高の増加に伴う売上総利益率の改善が利益を押し上げるとしている。なお、今期から「収益認識に関する会計基準」適用のため、前期との比較はない。

■大阪ガス <9532>  2,039円  +49 円 (+2.5%)  本日終値
 大阪ガス<9532>が3日ぶりに反発。SMBC日興証券が6日付で同社の投資判断「2(中立)」を据え置き、目標株価を前回の1850円から2400円へ引き上げたことが好材料視されたようだ。レポートでは、22年度グループ経営計画で、経常利益1150億円(21年度予想比21%増益)を計画し、増配も発表したことを評価。足もとの燃料価格は同社前提を上回って推移しており、タイムラグ差損と転嫁漏れのリスクがあるものの、セクター内では良好な業績が期待できるとみている。

■壱番屋 <7630>  4,720円  +75 円 (+1.6%)  本日終値
 壱番屋<7630>がしっかり。6日の取引終了後、23年2月期の経常利益は前期比23.3%増の51億4000万円になりそうだと発表しており、これを好感する買いが入った。国内の既存店売上高は新型コロナウイルス感染拡大前の20年2月期と同水準の計画とした。客数は期末にかけて徐々に回復する想定のほか、6月の価格改定実施や単価の高い配達代行の構成が増えることで客単価の上昇を見込む。海外は続伸する見通しだ。なお、同時に発表した22年2月期の同利益は前の期比34.3%増の41億6800万円だった。

■ヤマトホールディングス <9064>  2,395円  +33 円 (+1.4%)  本日終値
 ヤマトホールディングス<9064>が反発。子会社ヤマト運輸が6日に発表した3月の小口貨物取扱実績(宅配便)が前年同月比7.0%増の1億9379万個と増加基調が続いたことを好感する買いが入った。小型荷物向けの「ネコポス」が12.6%増と2ケタ増が続いたほか、宅急便・宅急便コンパクト・EAZYも5.7%増に伸びた。

■マクドナルド <2702>  5,160円  +50 円 (+1.0%)  本日終値
 日本マクドナルドホールディングス<2702>は続伸。6日の取引終了後に発表した3月度の月次IRニュースで、既存店売上高は前年同月比12.6%増と2ケタ増となり、21カ月連続で前年実績を上回ったことが好感された。客数は同4.6%増、客単価は同7.7%増とともに伸長。14日から約2割の品目で店頭価格を10~20円引き上げたことなどが寄与した。また、期間限定販売した「桜もちパイ」や「てりたま」シリーズが好評だったほか、新商品「厚切りスパイシーベーコンてりたま」を販売したことも寄与した。 

■ウェザーニューズ <4825>  8,110円  -600 円 (-6.9%)  本日終値
 ウェザーニューズ<4825>が大幅安。6日の取引終了後、22年5月期第3四半期累計(21年6月~22年2月)の決算を発表。売上高は前年同期比7.5%増の147億1400万円、営業利益は同27.5%増の21億1900万円と業績良好だったものの、材料出尽くしとの見方が強まり目先利益確定売りが優勢となったようだ。コンテンツの充実や広告施策が奏功したことで個人向けサービスが好調だったほか、企業向けでは海運市況の回復傾向継続を追い風に航海気象事業が伸び、全体業績に貢献した。なお、通期の売上高は195億円、営業利益は28億円の見通し。会計基準の変更により前期との比較はない。

■レーザーテック <6920>  18,570円  -1,275 円 (-6.4%)  本日終値
 レーザーテック<6920>が大きく売り優勢のなか3日続落、東京エレクトロン<8035>も続落し下値模索の動きを強めるなど、半導体製造装置関連株の下げが目立つ状況となっている。前日の米国株市場ではマーケットの関心が高かったFOMC議事録(3月開催分)の内容が金融引き締めの強化を示唆するものであったことで、米10年債利回りが3年ぶりの水準まで上昇、これを受けハイテク系グロース株への下落圧力が高まり、エヌビディア<NVDA>をはじめ半導体関連株は総じて値を下げる展開を強いられた。東京市場でもこれに追随する格好で、同関連セクターの主力銘柄に売りがかさんでいる。レーザーテック、東エレクともに25日移動平均線を下抜ける形となっている。

■日経レバ <1570>  13,690円  -485 円 (-3.4%)  本日終値
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>は大幅安、一時4%を超える下落となり、75日移動平均線を大きく下放れる形となっている。日経平均株価に連動するETFで価格変動率が2倍に基本設定されており、ボラティリティの高さが特徴。きょうは前日の欧米株安を受け、東京市場でも主力株中心にリスク回避の売りがかさんでおり、日経平均は大きく下値を探る展開を強いられている。日経レバの信用買い残は3月中旬以降の戻り局面で大幅に減少しているが、再び個人投資家資金による押し目買いの動きが観測される。一方、日経平均に対し逆方向に連動し、価格変動率がマイナス2倍に設定されたNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>にも個人投資家資金が流入、こちらは連日の上昇で75日線との下方カイ離を急速に縮小させている。

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