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【市況】5日の株式相場見通し=続伸か、欧米株上昇受け上値指向

日経平均 <日足> 「株探」多機能チャートより
 5日の東京株式市場は、幅広く買い優勢の展開となり日経平均株価は続伸しそうだ。前日の欧州株市場が総じて堅調だったことに加え、米国株市場でも主力ハイテク株などに投資資金が流入し、NYダウ、ナスダック総合株価指数、S&P500指数いずれも上昇、特にハイテク株比率の高いナスダック指数の上昇が顕著となった。一時は不透明なウクライナ情勢などを背景に売りがかさみ、主要株価指数はマイナス圏で推移する場面もあったが、その後は買い戻しが入り切り返した。東京市場でも欧米株市場の動きを引き継いで、リスクを取る動きが先行しそうだ。外国為替市場で1ドル=122円台後半の推移とドル高・円安基調がキープされていることも追い風になる。日経平均は2万7000円台後半で強調展開が見込まれ、2万8000円大台回復を視界に入れる地合いが想定される。ただ買い一巡後は、ウクライナ情勢や米長期金利上昇などを警戒して伸び悩む可能性がある。

 4日の米国株式市場では、NYダウ平均株価が前営業日比103ドル61セント高の3万4921ドル88セントと続伸。ナスダック総合株価指数は同271.054ポイント高の1万4532.554だった。

 日程面では、きょうは2月の家計調査、2月の毎月勤労統計、4月の日銀当座預金増減要因見込み、10年物国債の入札など。海外では豪中銀が政策金利、2月の米貿易収支、3月の米ISM非製造業景況感指数など。なお、中国上海・深セン市場と香港、台湾市場は休場。

出所:MINKABU PRESS

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