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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Gセキュリ、シャノン、KLab

Gセキュリ <日足> 「株探」多機能チャートより
■Gセキュリ <4417>  4,890円  +550 円 (+12.7%) 一時ストップ高   本日終値
 グローバルセキュリティエキスパート<4417>が急反発。午後1時30分ごろ、BSI Professional Services Japan(横浜市西区)と共同でCEH(認定ホワイトハッカー)の上位資格「CEHマスター」実技試験を日本で初めて開催すると発表しており、これが好感された。CEHは、最新のセキュリティー脅威や攻撃手法、攻撃ツールの使い方などを5日間で学ぶ、座学とオンライン実習を組み合わせたコース。世界145カ国で提供されている米国ECカウンシル・インターナショナル社のコースウェアの一つで、米国国防総省、英国諜報機関GCHQなどで採用されているという。

■シャノン <3976>  1,576円  +147 円 (+10.3%)  本日終値
 シャノン<3976>が後場急伸。きょう正午ごろ、子会社のジクウが4月1日付で全省庁統一資格を取得することを明らかにしており、これを材料視した買いが向かったようだ。全省庁統一資格とは、各省庁における物品の製造・販売などに関する一般競争(指名競争)の入札参加資格のこと。同子会社が手掛けるメタバース型バーチャルイベントサービス「ZIKU」に関し、官公庁や地方自治体から多くの興味関心や問い合わせがある現状を踏まえ取得することにしたという。

■アイペット <7339>  2,151円  +139 円 (+6.9%)  本日終値
 アイペットホールディングス<7339>が大幅高。24日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、経常利益を2億5000万円から7億円(前期比74.6%増)へ、純利益を8000万円から4億5000万円(前期7億1200万円の赤字)へ上方修正したことが好感された。経常収益は286億円(同25.0%増)の従来見通しを据え置いたものの、連結子会社アイペット損害保険で営業費及び一般管理費が業務効率の向上により前提を下回る見込みとなったほか、損害率も前提を下回って推移していることが要因としている。

■カイオム <4583>  191円  +9 円 (+5.0%)  本日終値
 カイオム・バイオサイエンス<4583>が3日続伸。24日の取引終了後、多重特異性抗体作製技術であるTribody技術を利用したがん免疫療法に関する研究成果が、国際的な学術雑誌のInternational Journal of Molecular Sciences誌に掲載されたと発表。同研究では、免疫チェックポイントに関与する2種類の抗体を組み合わせた4つのTribodyを作製し、作製したTribodyが、in vitroでのリンパ球活性化の亢進、がん細胞株に対する細胞傷害活性の増強といったがん免疫に寄与する高い効果を示したという。新たな治療薬創製につながる有用な技術であると論じている。

■東都水産 <8038>  4,750円  +205 円 (+4.5%)  本日終値
 東都水産<8038>が急伸。大豊建設<1822>が24日の取引終了後、麻生(福岡県飯塚市)を割当先とする第三者割当増資を実施し、麻生の連結子会社になると発表した。東都水は20年11月に麻生グループと資本・業務提携していることから、思惑的な買いが入ったようだ。

■テンポイノベーション <3484>  882円  +36 円 (+4.3%)  本日終値
 テンポイノベーション<3484>が3日続伸。24日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を11円から12円へ増額修正したことが好感された。前期実績(9円)に対しては3円の増配となる予定だ。同時に、店舗物件専門の家賃保証事業を行う子会社を4月1日付で設立すると発表した。新会社「店舗セーフティー」は、20年4月の改正民法施行を機に店舗不動産の賃貸借における家賃保証ニーズが高まっていることを受けて設立。なお、同子会社の設立に伴い、23年3月期から連結決算へ移行するとしている。

■KLab <3656>  447円  +18 円 (+4.2%)  本日終値
 KLab<3656>は大幅高。24日の取引終了後、ブロックチェーン関連事業を担う子会社「BLOCKSMITH&Co.」の設立を発表しており、これを材料視した買いが入ったようだ。ゲームと金融を融合させたGameFi(ゲームファイ)分野のサービス開発やNFTの発行・販売のほか、ブロックチェーン技術を活用したサービスや社会活動を指す「Web3」に関する事業を手掛けるという。既にKLab社内で進行中だった2つのプロジェクトを同子会社が引き継ぎ、年内にサービスの一部から順次提供開始することを目指す。

■ベクター <2656>  317円  +8 円 (+2.6%)  本日終値
 ベクター<2656>は3日ぶりに反発。午前9時ごろ、22年3月期の単独業績予想について、営業損益を2億8400万円の赤字から3億5300万円の赤字(前期7000万円の赤字)へ、最終損益を2億8300万円の赤字から3億5200万円の赤字(同5900万円の赤字)へ下方修正したが、アク抜け感から買われたようだ。役員が退任する際に支給する退職慰労金に関する規程の改訂に伴い、役員退職慰労金の引当金を計上することとなったためとしている。なお、売上高は従来予想の3億6900万円(前期比57.5%減)を据え置いている。

■ナレッジスイート <3999>  791円  +14 円 (+1.8%)  本日終値
 ナレッジスイート<3999>が反発。午前11時ごろに発表した2月度のSaaS主要KPI(重要業績評価指標)で、新規顧客に起因するMRR(月間経常収益)が前年同月比46.6%増となり、1月の同11.8%増から伸び率が拡大したことが好感された。

■フェリシモ <3396>  1,309円  +18 円 (+1.4%)  本日終値
 フェリシモ<3396>が後場プラスに浮上。午前11時30分ごろ、集計中の22年2月期連結業績について、売上高が327億9300万円から337億2900万円(前の期比1.4%増)へ、営業利益が6億3100万円から13億1000万円(同12.9%減)へ、純利益が7億7600万円から16億5400万円(同28.7%増)へ上振れて着地したようだと発表しており、これが好材料視された。主力の定期便事業で顧客数の獲得と継続強化に軸足を置いたマーケティング施策を実施したことが奏功して、延べ顧客数が目標通りに推移したことに加えて、顧客の継続化で1人当たりの年間購入回数が増加し、顧客購入単価が計画を上回ったことが要因。また、広告費や設備費、人件費が計画を下回ったとしている。

●ストップ高銘柄
 ダイジェット工業 <6138>  1,343円  +300 円 (+28.8%) ストップ高   本日終値
 など、3銘柄

●ストップ安銘柄
 なし

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