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【注目】話題株ピックアップ【夕刊】(3):Mマート、エニグモ、サクサ

Mマート <日足> 「株探」多機能チャートより
■Mマート <4380>  937円  +62 円 (+7.1%) 一時ストップ高   本日終値
 Mマート<4380>は一時ストップ高。同社は業務用食材の企業間取引サイト「Mマート」を主力展開するが、コロナ禍にあっても業績はトップライン、利益ともに高成長路線を走っている。17日取引終了後に発表した22年1月期の業績予想は営業利益が前の期比52%増の2億7000万円と急拡大した。また、続く23年1月期は前期比26%増の3億4100万円を見込んでおり、大幅な利益成長を確保する見通し。更に好業績を背景に年間配当は前期実績に3円増配となる13円を計画しており、株主還元姿勢も評価されている。

■エニグモ <3665>  685円  +45 円 (+7.0%)  本日終値
 エニグモ<3665>が4日続伸。17日の取引終了後、上限を250万株(発行済み株数の6.00%)、または15億円とする自社株買いを実施すると発表しており、これが好感されたようだ。取得期間は18日から2023年2月28日まで。あわせて22年1月期決算を発表し、売上高は前の期比7.6%増の76億1600万円、営業利益は同2.0%減の29億7100万円だった。ファッション通販サイト「BUYMA(バイマ)」において、継続的な機能向上施策やビッグデータ分析との連携によるマーケティング施策など各種取り組みを図ったことが奏功した。一方、広告費など販管費の増加で利益は減少した。なお、23年1月期見通しについては、合理的に算定することが困難なことから非開示としている。

■サクサホールディングス <6675>  1,532円  +92 円 (+6.4%)  本日終値
 サクサホールディングス<6675>が急伸。17日の取引終了後、22年3月期の連結業績予想について、営業損益を7億円の赤字から3億円の赤字(前期22億8800万円の黒字)へ、最終損益を未定から6億円の黒字(同2億1700万円の赤字)へ修正し、あわせて未定としていた期末一括配当予想を30円(前期30円)に決定したことが好感された。売上高は300億円(前期比17.9%減)の従来見通しを据え置いたものの、販売費の見直しや管理費の削減などを図っていることが寄与する。

■ピアラ <7044>  572円  +33 円 (+6.1%)  本日終値
 ピアラ<7044>は大幅高で4日続伸。午前9時ごろ、エンターテインメントDX事業の更なる成長のために「クリエイター育成支援事業」を開始すると発表しており、これを好材料視する買いが入った。同事業では、Pocochaや17LIVEなどさまざまなプラットフォームで活躍するクリエイターの育成支援を行う事務所である「Fairy」を設立。Fairyでは、男女ともに人気のあるタレント・モデルである明日花キララ氏と提携し、クリエイターとの各種企画を実施することで、認知や集客アップを促進する。また、ライブ配信のほかに、P2C(パーソンtoカスタマー)機能やNFTモールなどが搭載された独自の多機能プラットフォーム「サイバースター」(構築中)をオープンすることで、個々のクリエイターが持つさまざまな才能を生かしたビジネスをサポートするとしている。

■Ubicom <3937>  2,410円  +139 円 (+6.1%)  本日終値
 Ubicomホールディングス<3937>は3日続伸。同社は17日取引終了後、未定としていた22年3月期の年間配当予想を9円(前期は7円)と開示した。ストック型の磐石な高収益モデルの基盤を強化するなか、利益創出の基盤が確立したことを踏まえたとした。あわせて、7万株(発行済み株式総数に対する割合0.59%)もしくは1億7000万円を上限とする自己株式の取得枠を設定すると発表した。取得期間は3月18日~4月28日。資本効率の向上と機動的な資本政策の遂行を図るとともに、株主への利益還元を行うとした。

■勤次郎 <4013>  842円  +44 円 (+5.5%)  本日終値
 勤次郎<4013>は大幅に3日続伸。同社はきょう午前10時に、Human Resource Managementとヘルス×ライフによる膨大なデータの蓄積・加工・分析による統合データの運用及び活用が可能な「HRM&HLデータサービスプラットフォーム」を用いたデータ管理において、特許を取得したと発表した。発明の名称は「健康情報総合管理システム、健康情報総合管理方法、及び、健康情報総合管理プログラム」。企業、一般利用者、自治体、医療機関で別々に管理されるヘルスケアデータ(健康診断結果やストレスチェックデータ、日々の健康データ)と、労務管理データを統合管理する方式に関する特許であるとした。

■神栄 <3004>  878円  +41 円 (+4.9%)  本日終値
 神栄<3004>は続伸。午後2時ごろ、連結子会社の神栄テクノロジーから配当金を受領すると発表した。これにより、同社は22年3月期単独決算で、受取配当金4億円を営業外収益に計上する見通し。なお、22年3月期連結業績に与える影響はないとしている。

■ランディックス <2981>  2,330円  +57 円 (+2.5%)  本日終値
 ランディックス<2981>は7日続伸。17日の取引終了後、22年3月期の期末一括配当予想を50円から55円へ引き上げたことが好感された。なお、前期実績(40円)に対しては15円の増配となる予定だ。

■CAICAD <2315>  139円  +3 円 (+2.2%)  本日終値
 CAICA DIGITAL<2315>は3日続伸。17日の取引終了後、22年10月期第1四半期(21年11月~22年1月)の決算を発表。売上高が前年同期比37.9%増の17億5100万円となったほか、営業損益も前年同期から赤字幅縮小となる3000万円の赤字に改善しており、これが好感されているようだ。金融機関など向けのシステム開発が堅調だったことや、暗号資産の投融資・運用が好調だったことが寄与した。子会社が原告となって係争中だった訴訟の受け取り和解金を特別利益として計上したことから、最終損益は前年同期の赤字から3億6500万円の黒字に転換した。

■ピアズ <7066>  404円  +8 円 (+2.0%)  本日終値
 ピアズ<7066>が後場プラス圏に浮上。午後1時ごろに発表した2月度のKPI(重要業績評価指標)で、子会社2Linksの展開する完全個室型作業スペース「RemoteworkBOX」の設置台数が296台となり、前月比87台増と順調に増加していることが好感された。なお、「RemoteworkBOX」の設置台数は3月1日には300台を突破している。

●ストップ高銘柄
 エフ・コード <9211>  3,865円  +700 円 (+22.1%) ストップ高   本日終値
 フレクト <4414>  2,790円  +500 円 (+21.8%) ストップ高   本日終値
 CS-C <9258>  625円  +100 円 (+19.1%) ストップ高   本日終値
 など、5銘柄

●ストップ安銘柄
 プロレド・パートナーズ <7034>  689円  -150 円 (-17.9%) ストップ安   本日終値
 以上、1銘柄

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