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【市況】株価指数先物【昼のコメント】 抵抗線突破でショートカバー強まり、押し目狙いのロングに向わせやすい


 日経225先物は11時30分時点、前日比700円高の2万6300円(+2.73%)前後で推移。寄り付きは2万6110円と、シカゴ日経平均先物清算値(2万6125円)にサヤ寄せする格好から、買い先行で始まった。寄り付き直後につけた2万6100円を安値に強いトレンドを形成しており、前場半ばには一時2万6460円まで買われる場面があった。買い一巡後は利食いに押されて上げ幅を縮めたものの、2万6300円近辺での底堅い値動きで推移。

 ギャップスタートで上値抵抗として意識されていた25日移動平均線を明確にクリアしたことにより、ショートカバーが強まった。また、ソフトバンクグループ<9984>が6%を超える上昇で日経平均株価をけん引しているほか、調整が続いていたファーストリテイリング<9983>も5%を超える上昇を見せるなど、日経平均型が優位のなか、NT倍率は先物中心限月で一時14.09倍に上昇し、抵抗線として意識される25日線を捉えてきた。

 ウクライナ・ロシアの停戦交渉の進展期待のほか、香港市場の強い動きなどが材料視されるなか、やや買い一巡感は意識されそうだ。ただし、2万6070円辺りに位置する25日線を上回って推移している状況下ではショートは入りづらく、反対に押し目狙いのロングの動きに向わせやすいだろう。

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