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【注目】話題株ピックアップ【昼刊】:ソフトバンクG、フロンテオ、日電産

SBG <日足> 「株探」多機能チャートより
■プレイド <4165>  1,148円  +150 円 (+15.0%) ストップ高   11:30現在
 プレイド<4165>は大幅続伸。同社はきょう午前9時に、子会社のRightTouchが、文具・オフィス用品を取り扱うプラス(東京都港区)とともに、KARTEやAmazon Connectを活用し、カスタマーセントリック(顧客中心主義)の次世代型コンタクトセンターの構築に向けた取り組みを開始したと発表した。プレイドが提供する、サイト上の顧客の気持ちを明らかにする「Moment Reaction」の活用によって、サイレントカスタマーを含めたさまざまな顧客が感じる課題をその背景とともに特定する。問い合わせフォームを使うまでに至らないようなシーンを含め、顧客がいつでも気軽に自分の問題を表明できる入口を用意することで、顧客目線での課題把握から課題に合わせた解決策の実行が可能になり、顧客と企業(プラス)の関係性が維持・向上するとした。

■ソフトバンクグループ <9984>  4,815円  +296 円 (+6.6%)  11:30現在
 ソフトバンクグループ<9984>が寄り付き大量の買い注文を集めカイ気配スタートとなり、一気に株価水準を切り上げてきた。前日の米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が3.8%高と続伸、連日の大幅高となっていることで、米ハイテク株に積極的な投資を行っている同社にとって含み益拡大が期待される状況となった。また、同社が出資するアリババ集団<BABA>は、前日の米株市場で36.8%高という急騰をみせた。これまでアリババ株の下落が、ソフトバンクGにとってもネガティブ材料視されていただけに、その反動もあって目先空売り筋の買い戻しが加速している。

■ミツウロコG <8131>  1,124円  +69 円 (+6.5%)  11:30現在
 ミツウロコグループホールディングス<8131>が続急伸。16日の取引終了後、発行済み株式数の2.7%にあたる169万7822株の自社株を3月31日付で消却すると発表しており、これが好材料視されているようだ。なお、消却後の発行済み株数は6063万4566株となる予定だ。併せて、2日に発表した「株主優待制度の変更に関するお知らせ」の内容を一部変更すると発表。優待品をナチュラルミネラルウォーターから緑茶のペットボトルに変更したが、1000株以上を3年以上継続保有する株主については、緑茶とナチュラルミネラルウォーターをセットで贈呈することに改めたという。

■ファーストリテイリング <9983>  59,390円  +3,360 円 (+6.0%)  11:30現在
 ファーストリテイリング<9983>が大幅高、一時4000円を超える急騰をみせ6万円大台を回復する場面があった。直近では中国での新型コロナウイルスの感染拡大を背景とした都市封鎖で、収益へのデメリットを嫌気した売りがかさんでいたが、きょうは一気に買い戻される形となった。市場では「前日に中国の副首相が景気下支え策について言及し、これが欧州株高の材料に挙げられていたこともあり東京市場にもその流れが波及している。ただ、景気対策の内容について具体的なものは見えておらず、思惑が先行している。同社株の場合は全体相場が先物主導の戻りとなるなか、裁定買いによる効果で需給的な要因の方が強そうだ」(中堅証券ストラテジスト)としている。

■日経レバ <1570>  13,110円  +740 円 (+6.0%)  11:30現在
 NEXT FUNDS 日経平均レバレッジ・インデックス連動型上場投信<1570>が急騰。日経平均株価にリンクさせたETFで価格変動率が2倍に基本設定されていることから、全体相場のボラティリティが高まる場面では、個人投資家などの短期筋の売り買いが活発化する傾向が強い。きょうは、前日の欧米株市場が急騰したことを受け、日経平均株価は一時900円を超える上昇となり、それに連動する形で商いを急増させ急速に水準を切り上げている。また、日経平均に対し逆方向に連動するNEXT FUNDS 日経平均ダブルインバース・インデックス連動型上場投信<1357>はマドを開けて25日移動平均線を下に抜け、一気に75日移動平均線も視野に入れる急落となった。

■FRONTEO <2158>  2,010円  +113 円 (+6.0%)  11:30現在
 FRONTEO<2158>が前日比10%超の上昇をみせ4連騰となっている。16日の取引終了後、アマゾンウェブサービスジャパン合同会社と連携し、Amazon Web Services社が提供するクラウドプラットフォーム「Amazon Web Services」上でのAI医療機器・ヘルスケアソリューションの展開に向けた開発を開始すると発表。これが材料視されているようだ。連携によって、全国の医療機関に対して高いセキュリティレベルを確保しつつ、安定的に配信・流通させることが可能になることが期待されるという。

■日本電産 <6594>  9,599円  +492 円 (+5.4%)  11:30現在
 日本電産<6594>がマドを開けて買われ急伸している。16日の取引終了後、世界最薄クラスのリニア振動モータ「Slider」を開発したと発表しており、これが好材料視されているようだ。「Slider」には同社が世界トップシェアを持つHDD用スピンドル用モータの設計で培った磁気回路設計技術を応用しており、従来品と同等の振動強度を維持しつつも、必要体積を40%削減、厚さ2ミリメートルと世界最薄クラスを達成したという。これによってデジタル端末の更なる小型化・薄型化が可能になるとしており、新たな需要獲得が期待されている。

■ファナック <6954>  20,740円  +1,060 円 (+5.4%)  11:30現在
 ファナック<6954>、SMC<6273>、安川電機<6506>など中国向け売上比率の高い設備投資関連株や、資生堂<4911>、ユニ・チャーム<8113>など中国消費関連株がいずれも大きく上値を追う状況となっている。中国では新型コロナウイルスの感染者数が再び増加するなか、ゼロコロナ政策による経済への影響が懸念されていたが、直近では中国政府が景気下支えに前向きに取り組む方針が伝わっており、これが前日の欧州株市場急騰の手掛かり材料となった。東京市場でも中国関連株との位置付けで売り叩かれていた銘柄に買い戻しが加速する格好となっている。

■東京エレクトロン <8035>  57,410円  +2,220 円 (+4.0%)  11:30現在
 東京エレクトロン<8035>が大幅続伸で25日移動平均線を大きく上に抜けてきたほか、アドバンテスト<6857>は4日続伸で上値追い加速、相対的に出遅れていたレーザーテック<6920>も戻り足を強め3連騰と半導体製造装置関連株への買いが目立つ状況となっている。前日の欧米株市場は一気にリスクオンの流れが強まり軒並み大幅高に買われ、米国株市場ではハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が500ポイント近い急騰をみせた。更に半導体銘柄で構成されるフィラデルフィア半導体株指数(SOX指数)の上昇率は5%を超える急騰をみせた。これを受けて、東京市場でも半導体セクターの主力株に買い戻しの動きが加速する状況となっている。

■塩野義製薬 <4507>  7,495円  +257 円 (+3.6%)  11:30現在
 塩野義製薬<4507>が3連騰、目先戻り足を強めている。同社は感染症薬を主力とし、抗HIV薬での実績が高いほか、新型コロナウイルスについてもワクチンや治療薬の開発に力を入れている。16日夜、同社は開発中の新型コロナ経口薬について、欧米やアフリカ、アジアなどで最終段階の治験を始めることを発表、海外でも承認申請を目指す構え。また、培養細胞を用いた予備的な試験で新型コロナのオミクロン株の亜種である「BA.2」に対し、ウイルスの増殖を抑える効果(抗ウイルス活性)が確認されたことも合わせて発表しており、これらを材料視する形で投資資金を呼び込んでいる。

■シグマクシス <6088>  2,191円  +61 円 (+2.9%)  11:30現在
 シグマクシス・ホールディングス<6088>が大幅高で3日続伸。16日の取引終了後、投資事業を行う子会社シグマクシス・インベストメントが訪問看護に特化したクラウド型訪問看護専用電子カルテを提供するeWeLL社(大阪市中央区)の株式を取得したと発表しており、これを好感する買いが入っている。eWeLL社が開発・提供する訪問看護専用電子カルテの業務支援SaaS「iBow(アイボウ)」は訪問看護ステーション2000カ所以上で導入されているという。高齢化などを背景に在宅医療の利用者が増加するなか、訪問看護ステーション業務支援サービスの需要が更に高まるとみて、今回の株式取得を決定したとしている。

■アダストリア <2685>  1,782円  +39 円 (+2.2%)  11:30現在
 アダストリア<2685>は4日続伸。16日の取引終了後、中国での調達と物流を統括する子会社を中国上海市に設立したと発表しており、これが好材料視されている。新会社では、中国事業の拡大に向けた物流インフラの強化を実現し、また同社のグローバルビジネス全体の在庫効率の向上を図っていく予定。なお、22年2月期の連結業績に与える影響は軽微としている。

■三菱UFJ <8306>  755.3円  +15.3 円 (+2.1%)  11:30現在
 三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306>、みずほフィナンシャルグループ<8411>がいずれも7連騰と上値指向を強めているほか、第一生命ホールディングス<8750>など大手生保株も買いを集めている。注目されていたFOMCではFRBが0.25%の政策金利引き上げを発表したほか、今回を含め年内7回の利上げを見込むなどタカ派寄りの姿勢を示した。これを背景にゴールドマン・サックス<GS>やJPモルガン<JPM>など大手金融株が軒並み上昇し、この流れが東京市場にも波及している。米長期金利は前日終値ベースで2.19%台まで水準を切り上げており、米国事業を展開するメガバンクや生保にとっても運用利ザヤの拡大期待が株価を刺激する状況にある。

■オカムラ <7994>  1,188円  +6 円 (+0.5%)  11:30現在
 オカムラ<7994>は反発。16日の取引終了後、上限を130万株(発行済み株数の1.31%)、または19億5000万円とする自社株を17日朝の東京証券取引所の自己株式立会外買付取引(ToSTNeT-3)で取得すると発表したことが好材料視されている。経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行が目的。なお、この日朝には、125万9600万株を14億8884万7200円で取得したと発表している。

■セルソース <4880>  2,830円  -700 円 (-19.8%) ストップ安売り気配   11:30現在
 セルソース<4880>はウリ気配スタート。同社は16日取引終了後、22年10月期第1四半期(11~1月)単独営業利益は2億4400万円(前年同期比35.6%増)だったと発表した。ただ、通期計画11億1800万円(前期比12.7%増)に対する進捗率は21.8%となっており、進捗遅れが嫌気されているようだ。加工受託件数は4488件、血液由来加工受託件数は4135件とともに四半期ベースの過去最高を更新。提携医療機関数も増加しており、会社想定通りに推移しているとした。

■トレードワークス <3997>  965円  +150 円 (+18.4%) ストップ高   11:30現在
 トレードワークス<3997>がストップ高まで買われている。同社は16日、特許出願していた「金融商品ポートフォリオ取引システム」の申請が受理され、特許庁から特許査定を受領したと発表。これが材料視されているようだ。この特許は、モノ(ドローン、自動運転車など)やテーマ(宇宙開発事業、メタバースなど)を指数化し、投資対象とすることが可能な金融商品のポートフォリオ取引システムを提供することを目的としたもの。この特許技術ではモノやテーマの名称を示すタグに対し、関連する複数の金融商品を関連度に応じて合成したポートフォリオを作成し、タグに対する各金融商品の価格を合成比率に応じてポイント算出を行うことで、モノやテーマの価値変動を指数化し、それを取引の対象として扱うことが可能になるという。

●ストップ高銘柄
 大阪油化工業 <4124>  1,510円  +300 円 (+24.8%) ストップ高   11:30現在
 エッジテクノロジー <4268>  892円  +150 円 (+20.2%) ストップ高買い気配   11:30現在
 エフ・コード <9211>  3,165円  +504 円 (+18.9%) ストップ高   11:30現在
 ギフティ <4449>  1,035円  +150 円 (+17.0%) ストップ高   11:30現在
 など、8銘柄

●ストップ安銘柄
 AB&Company <9251>  840円  -150 円 (-15.2%) ストップ安売り気配   11:30現在
 など、2銘柄

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